ジロ終了。まさかの・・・

結局、クーネゴが総合優勝。シモーニの心中は穏やかじゃないと思うなあ。ここでは、シモーニがツールを狙うための策略?なんて書きましたが、諸情報を見るに、やはりシモーニにとってはアシストの叛乱、という感じですな。確かに流れに乗って、上手い具合にタイム差を取った、という感じの否めないクーネゴの3週間。
そういえば、似たような展開は去年のブエルタであった。オンセ(現リバティー・セグロス)のノサルがエースの座を奪った。最終的には、ラスト前の山岳ITTで逆転されて総合2位に終わってしまったのだけれども。しかし、ノサルは2回あった個人TTでぶっちぎったいわば実力でもぎ取ったエース。それに比べると、今回のクーネゴはやっぱり腑に落ちないところが。
こうして見ると、サエコのチーム内序列のマネジメントがきちんとできていないとも見られる気がして、やはりサエコシモーニがツールでUSPS&ランスの敵にはならんのじゃないかな。さらに気になるのは、ジロでサエコに起きたことが、Tモバイル(旧チームテレコム)でも起きるんじゃないかなって。ウルリッヒヴィノクロフ
シーズン前、ランス・アームストロングはライバルチーム、特にTモバイルについて
「自転車レースはチーム競技だ。エースクラスがたくさんいる、ということは必ずしもチームにとって益するわけじゃない」
と微妙なニュアンスで批判してたことがあったなぁ。それがツールの前のサエコに出たかな、という感じ。確かにUSPSって、すべてをランスのために、というチーム。
さあ、1ヵ月後にはツール・ド・フランス