また伊沢予選落ち

体に故障でも抱えてるんじゃないの? 内容がひどすぎるなあ。江連が「伊沢こそ最高」とか言ってるのが胡散臭くなってきた。素人目に見ると、2002年の絶好調時に比べると、バックスイングが浅い。手だけで高い位置を保ってる。ダウンで左に流れて、インパクトで詰まってる。だから、引っかけと右抜けが両方出てるんじゃないだろうか。ジャンボ軍団にいた頃は、師匠ジャンボの影響で、もっとダウンで腰を回さずに我慢できていたんだけれど、今はあっさり空回りしてる感じだな。このまま江連門下にいても、多分復活できないと思うなぁ。
世界的に見ると、ミケルソングーセンという今年のメジャーチャンプは、それぞれ「体を回さず、腰を踏ん張る」タイプの選手。シンやエルスもこの感じ。エルスなんて体回転系に見えるけど、インパクト直前まで腰を閉じた状態で打ってるしね。タイガーのNGなところは、バックスイングで腰を捻りすぎてるところ。だから、トップが緩んでしまって、ダウンからの軌道が安定しない。もっと腰を踏ん張って、回さないようにするべき。
で、日本人は、丸山以外に世界レベルでは通用してないのだけれど、丸山はコーチがついてずいぶんとスイングが「締まった」感じになっているのが好調の要因。特にバックスイングで腰を踏ん張れるようになっている。まだまだインパクトでは、回転で逃がす感じになってるんだけれど、腰をインパクトで踏ん張れれば、メジャーも狙える。問題は、コーチの内藤雄士が「回転系」レッスンというところか。他の日本人では片山晋呉が世界レベルで通用するスイングの持ち主なんだけど、飛距離・弾道の強さという点でメジャーに通用するレベルじゃない。
今年の国内男子ツアーは凡戦続き。会社社長のどら息子が優勝するような国内のレベルは悲しすぎる。ジャンボのように、プロ野球でも通用するような身体能力の持ち主が出てこないと、日本のゴルフは変わらないなぁ。これから高校野球の地方大会が始まるけど、ゴルフ界もスカウトに行ったらどうかと思う。きっと2年鍛えたら、あっさり国内の勢力図を変えられるんじゃないかな。