全英OP

エルスなぁ。やっぱり勝負どころで弱いというか、決めるべきところで決められないんだなぁ。本ラウンドの最終18番で勝負付けるべきだった。プレーオフに入ってからは、1番。あのバーディパットも打ち切れてない。マスターズでも、最終18番のバーディパットを打ち切れなかったんだけれど、エルスはまだまだ勝負弱さが目立ちますね。
で、むしろ3位に入ったミケルソンは本当に強くなった。負けたけど、内容は一番。13番のボギーは悔やまれるけど、あれは仕方ないところかと。マスターズ優勝、全米OP2位、全英3位。すごい成績。今、世界最強はミケルソン。全米プロは本命間違いなしですな。
タイガーは相変わらず。この成績も悪くはないけど、タイガーの成績じゃない。ブッチとよりを戻すことが良いとは思わないけど、コーチという第三者の目は必要だと思う。私の見たところでは、ダウンスイングで頭が沈みすぎていて、インパクトで詰まっている感じ。もともとタイガーはダウンで頭が沈む癖があったのだけれど、それがひどくなってきているように感じます。
で、勝者のハミルトン。ホント、よく耐えたという感じ。恐らく、このゴルフではマスターズも全米OPも全米プロも勝てないけど、全英OPにはフィットしたという感じですね。ショットは徹底してロースライス。アプローチが転がせるサイドに置く、というマネジメントは見事。エルスが最後まで力でねじ伏せようとしたのとは好対照でした。FWのランニングアプローチは、距離感が見事でした。16番のアプローチを直接入れたところで、勝ったかなと思ったんだけれど、そう簡単ではなかったですな。ま、正直なところ、もうちょっとプロらしいというかアスリートらしいプレーをして欲しかった。スライス、転がしのアプローチでしのぐってのは、年寄りのシングルさんのゴルフみたいで、真似したいなぁとは思えないゴルフでした。ま、でも、おめでとう。去年の国内ツアーの事実上の賞金王ですからね。