これがなぜニュースなんだ?

http://www.asahi.com/national/update/0826/017.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040826i504.htm
東京書籍や清水書院の教科書が採択されてもニュースにならんのだけれども、なぜ「つくる会」の教科書が採択されるとニュースになるんだろうね。これは、出張帰りの新幹線内の速報でまず見たのですが。それにしても、朝日と読売ではずいぶん論旨が違いますね。
朝日「扶桑社版教科書については中国、韓国が「侵略戦争の本質を隠している」などと検定段階で反発し、日本政府に表現の修正などを要請。文部科学省も137カ所にのぼる検定意見を付け、修正後に合格となった。しかし、「歴史を歪曲(わいきょく)している」「女性蔑視(べっし)の表現が目立つ」との批判がある。」
読売「採択時には大きな議論を巻き起こす「つくる会」の歴史教科書だが、すでに使用している学校現場で目立った混乱は生じていない。」
私は、読売が最後に載せている、この意見が非常に道理だと思った。
「私立の岡山理大付属中(岡山市)の鈴木誠喜教頭は「教師はどの教科書を使っても、それをどう料理するかが大事」と強調し、つくる会の教科書が大東亜戦争という表現を使っていることについて、「その呼び名を使う人と反対する人がいる。平面的な歴史教育ではなく、生徒にいろいろなことを考えさせることができる」と評価する。」
朝日には、こういう人の意見は載らないよね。