チンケな芝居やで

昨日、寝込んでいたので、ずっとテレビを見ていたんですが、NHKを見ると国会中継をやっている。で、武部自民党幹事長が代表質問してるんだけど、半数弱ほど空席なんですよ。また何かやりよった、と思ってたら、こういうことだそうで。
「首相答弁めぐり民主・社民が一時退席…国会代表質問」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050124it13.htm

しかし、民主党岡田代表の再質問に対する首相の再答弁をめぐって審議が紛糾、民主、社民両党議員が本会議場を一時退席し、両党不在のまま質疑が続行される異例の事態となった。代表質問の最中に野党側が退席したのは現行憲法下では初めて。

まあ、先例にないことがお好きなのは民主党系の方々の性質ではあるんですがね。それにしても芝居が何ともチンケで情けない。

再開後の本会議で岡田氏は、「混乱はひとえに小泉首相に責任がある。首相答弁は議会制民主主義の根幹をゆるがすものだ」と批判。首相は「私は常に誠意を持って答弁している」と強調し、本会議終了後には記者団に「審議するのが国会の場だ。最初から審議拒否してはしょうがない」と語った。

自分の思い通りの回答が得られなければ(揚げ足が取れるような回答か、もしくは自分たちの主張に真っ向賛成してもらえるか)、端っから再質問&退席というシナリオを作っていたことがバレバレです。とりあえず、退席した民主・社民の両議員は、昨日の退席時間分の給料は返上されよ。
で、とにもかくにも、やることはチンケなんですよ、民主党は。例えばね、同じ読売から拾うだけでも
「岡田・民主代表、森派の収支報告書で首相見解ただす」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050124ia23.htm

民主党岡田代表は24日の衆院代表質問で、自民党森派政治資金収支報告書について「記載していない資金のやり取りがあったとの指摘がある」として、首相の見解をただした。
23日付の東京新聞が「数年にわたり所属議員に配った資金の明細を記載していない可能性が高い」などとする共同通信の配信記事を掲載したことを取り上げたもの。

新聞記事をネタで代表質問とか情けなさすぎ。逆に、民主党はマスコミと結託してます、と宣言してるようなもんです。で、こんなことをやっているから、読売紙面ではこんなことが書かれてる。
「民主こそ新幹線推進派?」(読売紙面15面)

民主党岡田代表は24日の代表質問で、2005年度予算案に盛り込まれた整備新幹線などの公共事業について「従来型の自民党的発想が復活した。大型公共事業の拡大に、どんな歯止めを考えているのか」として小泉首相に公共事業の削減策をただした。
首相は「待ってました」とばかり「昨年12月、『民主党整備新幹線を推進する議員の会』の代表である羽田孜議員(元首相)の名の下、建設促進に関する要請を頂いている」と切り返し、民主党内の足並みの乱れを皮肉った。
岡田氏は再質問で、「我が党にもいろいろな考え方がある。これまでの計画を見直し、どこまで可能か議論するのが政治の責任だ」と反論するのが精一杯だった。

面白いので全文引用しました。「従来型の自民党的発想が復活した」が余計だったね。何かにつけて「対決」にしないといけない、と思っているのはマスコミだけ。で、ジャスコ岡田と民主党は、その尻馬に乗っかってるだけってこと。今の民主党にはこの言葉を贈りましょう。
「従来型の社会党的発想が復活した」