不公平是正のために、産経の場合

朝日を叩いたので、不公平を是正のために、産経を見てみましょう。イラク選挙前に、これを題材にした社説は、1/16付にあります。
■【主張】イラク議会選挙 予定通りの実施を目指せ
http://www.sankei.co.jp/news/050116/morning/editoria.htm

今月三十日に予定されているイラクの国民議会選挙まであと二週間と迫った。選挙阻止を狙うテロリスト集団は連日、死に物狂いで破壊・殺人行為を続けており、正常な選挙ができるかどうか危ぶまれている。このため、一部には選挙延期論も出ているが、当面は、延期で得られるメリットよりもデメリットの方が大きい。いまは、イラク暫定政府と国際社会が総力をあげ、予定通りの実施を目指すべきだ。
 なにより、それがイラク民主化と正統政府樹立へ向けた重要な政治プロセスの一歩となるからである。

と産経は「主張」していたわけです。これが選挙前の産経の公式見解というわけですね。
そして選挙を受けて、2/1付には
■【主張】イラク選挙成功 民主化へ歴史的な第一歩
http://www.sankei.co.jp/news/050201/morning/editoria.htm

イラクの国民議会選挙が終わった。選挙の正当性を占う投票率は予想を上回り、選挙阻止に狂奔した武装勢力によるテロ攻撃も一定規模に抑えられたことを考えれば、今回の選挙は成功だったといえよう。国際社会も相次いで選挙の正当性を認める声明を発表した。
 今回の選挙の成功は、テロリストたちの死の脅しに屈しなかったイラク国民の勝利を意味すると同時に、民主国家建設へ向けた歴史的な第一歩になり得ると言っても過言ではない。

これなら、2週間前の社説と整合性が取れていますね。朝日と対比させれば、よくお分かり頂けるのではないかと。