katchanさんへのサービス

WEB版の社説を読むくらいやってた上で、議論をなさってるのだと思ってましたよ。やれやれ。
ともかく、社説の保持期間の割合長い、産経新聞から社説を数本、取り上げておきます。私個人としては、朝日問題に対しては産経とほぼ同じ主張を持っております。
「主張】朝日NHK問題 いいわけに終始している」
http://www.sankei.co.jp/news/050402/morning/editoria.htm

慰安婦を扱ったNHK番組が政治家の圧力で改変されたと朝日新聞が報じた問題は、朝日が説明責任を果たさないまま、三カ月になろうとしている。日本のジャーナリズム全体の信用性にもかかわる問題だけに、うやむやなままでの幕引きは許されない。
NHK理事は、朝日に出した十八項目の公開質問状について、参院総務委員会で「具体的な答えをもらっていない」と答えた。朝日は二月中旬に一応回答しているが、「当事者、周辺関係者に対する取材を総合して執筆・掲載した」と従来の主張を繰り返すだけで肝心な質問に答えていない。
(中略)
朝日は一月二十二日付社説「ことの本質を見失うな」で、「問われているのは、NHKと政治家の距離の問題である」と書いた。事実関係の検証を抜きに、NHKと政治家の距離の問題に論点をそらしてはいけない。

私の言いたいこと、そのまんまです。
「【主張】NHK番組修正 朝日は潔く誤報を認めよ」
http://www.sankei.co.jp/news/050318/morning/editoria.htm

三月十五日の衆院総務委員会で、「放映前にNHKの役職員が中川事務所に足を運んだという事実はあるか」という質問に、NHKの宮下宣裕理事は「ございません」と答えた。
 中川氏とNHK幹部が会った日が放送前でなく放送三日後だったことは、中川氏やNHKの説明でも明らかにされていたが、国会の場で放送前の面会が否定されたことの意味は大きい。
 放送後の面会では、番組に圧力のかけようがないし、改変も不可能だ。少なくとも、朝日記事の中川氏に関する部分は誤報である。安倍氏についても、放送前日にNHK幹部と会っているものの、安倍氏が呼んだとする記事のくだりは、安倍氏とNHKの双方が否定しており、これを覆す材料は朝日から示されていない。

「【主張】NHK番組改変 不誠実な朝日新聞の回答」
http://www.sankei.co.jp/news/050219/morning/editoria.htm

日記者の取材について、朝日はNHKが示した七項目の質問の一部に答えた。朝日記者が記事掲載後、NHK幹部に「ひそかに会えませんか」と証言内容の調整やすり合わせを求めた事実については、朝日は「NHK幹部が『私の証言と記事の内容が違う』と主張し、具体的にどこがどう違うのかを確認しようとした」「(朝日の取材を受けた)NHK幹部が窮地に陥ることを防ぎたかった」としている。
 本当にそうだったのか。記事に自信があるのなら、なぜ、掲載後に取材相手と再び会って内容の調整やすり合わせをする必要があったか、という疑問はぬぐいきれない。

「【主張】朝日NHK問題 うやむやに終わらせるな」
http://www.sankei.co.jp/news/050209/morning/editoria.htm

記事に自信があるのなら、なぜ、掲載後に再びニュースソースと会って内容をすり合わせる必要があるのか。NHKに限らず、その視聴者や朝日を含めた新聞読者も知りたいところだ。
 朝日幹部はNHKの公開質問状について、「内容に虚偽が含まれており、吟味した上で回答しない選択も含めて検討する」と会見で述べている。朝日はまず、虚偽の部分がどこかを示すべきだ。朝日記事が与えた影響の大きさを考えれば、回答しない選択は報道機関として不誠実である。

逆にkatchanさんからは、朝日が信頼するに足りる、あるいは他紙が朝日より信頼できぬ理由を、ソース付きでご紹介頂きたいものです。