シナ共産党政府の本当の目論見

先日の前原・民主党代表がシナ共産党政府の国家主席とやらとの会談を袖にされたことで、日本とシナ共産党政府間の政治的な問題は、靖国神社に起因するものではない、ということが明らかになりました。今まで「靖国参拝が日中間の最大の問題」と言ってきた人たちは、これからどういうロジックで私たちを説得してくれるんでしょうかね。楽しみです。
だって、前原サンは「A級戦犯が合祀されている靖国神社には参拝しない」と、シナ共産党政府の公式なコメントの通りに発言してるんですよね。その人が、シナ共産党政府の国家主席とやらに会えない。で、理由は「不快」だと。
ま、これでシナ共産党政府の正体がわかろうというものです。
前原サンは、シナ共産党政府の軍拡に警戒感を示していました。相変わらず日本人は、地続きの国境線がないせいか、こういうところに鈍感なのだと思います。例えば、今回の東アジアサミットを巡っても「シナ共産党政府は、発展した経済力を背景に、東南アジア諸国との連携を強めたい」みたいな報道が出てるんだけれども、実際のところは、東南アジア諸国が一番怖がっているのは、シナ共産党政府の人民解放軍なんですね。だって、かつては欧米列強に、そして日本に、と外国勢力に支配されてきて、独立してやっとこさ60年弱。それが、今度はシナ共産党政府に変わってるだけなんです。
で、シナ共産党政府は過去に近隣諸国の国境線を脅かし続けた存在でした。あまつさえ、同じ共産勢力だったソ連ともやっていた。ところが、ロシアとは国境紛争が解決しています。つまり、シナ共産党が狙うは東と南。すでに、東は南北朝鮮を完全に抱き込むことに成功しています。日本も危うく陥落寸前でしたが、小泉首相の登場で思惑通りに行かなくなりました。だから、かなりイライラしてる。しかし、小泉首相というのは稀代の喧嘩師ですからね。シナ共産党政府のような「強硬一点張り」の連中をあしらうのは、簡単なようです。例えば、このニュースがそうです。
「日中、日韓首脳会談「要請するな」=首相官邸が外務省に指示」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051214-00000078-jij-pol

【クアラルンプール14日時事】当地で開かれた東南アジア諸国連合ASEAN)プラス3(日中韓)首脳会議に合わせた日中、日韓首脳会談が見送りとなったことについて、首相官邸サイドが外務省に対し「こちらから日中、日韓首脳会談を申し入れるな」と指示していたことが14日、分かった。首相同行筋が明らかにした。

こちらから会わなければならない用事はありません、とピシャリと宣言しちゃうわけです。これも、結局は意図的なリークでしょうね。
それでいて、パフォーマーでもあるわけで、
「<小泉首相>首脳宣言署名で温首相にペン借りる」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051214-00000138-mai-pol

【クアラルンプール藤田悟】14日の東アジアサミットの首脳宣言署名式で、小泉純一郎首相が中国の温家宝首相から毛筆ペンを借りて署名する一幕があった。
 署名式では、温首相と小泉首相が隣り合わせの席順。温首相が持参した毛筆ペンで署名を終えると、左隣の小泉首相は自席前に用意されたペンは取らず、温首相の方に右手を差し出した。温首相は一瞬戸惑った表情で右側のアブドラ・マレーシア首相の方を見たが、すぐに小泉首相の意図を解して毛筆ペンを手渡した。小泉首相はこのペンで署名した。
 この一幕に、会場にいた各国外交団から拍手が起きた。冷え込んだ日中関係を懸念する外交団の拍手には「ペンの貸し借りが両国の関係改善につながってほしい」という期待が込められていたようだ。

最後の一文は記事じゃない。記者の「主観」ですが。まあ、ともかくとして、この件については、「プロテクトX−傍観者たち−」の水尾ツモロヲさんが解説下さってます。
「ねえねえ、ペン貸して〜♪」
http://protect-x.seesaa.net/article/10679605.html

さらに勘繰ってしまうと、これって温家宝首相がどう出ても日本にとってプラスに映るように練られた巧妙な策略(!)に見えてしまいます。温首相が素直にペンを差し出せば「日本からの呼びかけに応じて日中友好の兆し♪」みたいに映るし(←事実そうなった)、逆に温首相がペンを差し出すのを拒否したら「中国が日本の呼びかけを拒絶した!」みたいに映るし、どっちにしても日本のイメージアップにつながります。同時に、「中国が日本に屈した」とか「日本のほうが中国より懐が深い」みたいなイメージをアピールすることにもつながります。…考えすぎ? ^^;

小泉純一郎ならやりかねんw。
さて、東は日本が急に「右傾化」して、工作活動も順調じゃない。ついこないだまで、自らの手先に使っていた民主党の代表が、シナ共産党政府を批判したり。ですから、しばらくはシナ共産党政府は様子見をすると思います。相変わらず、靖国で攻めてくると思いますが、それが理由にならないことは上記の通り。
北は解決済み、西は弾圧が成功中、東は半分成功した後はやや手詰まり。そうなると、後は南です。今の世の中、まともに侵略すると非難されます。そこで、シナ共産党政府がやろうとしていることは、ズバリ「移民」です。つまり、新しく華僑を作る、ということなんですね。経済関係構築という尤もらしい理由をつけて、シナ人も一緒に送り込む。シナの人口対策でもある。で、それを人民解放軍の軍事力を背景に半ば「脅す」わけです。で、そういう感じを見せないように、国境のないアフリカとか南米なんかへもODAしちゃってる(日本からODAもらって横流し。日本がシナ共産党政府の工作資金を渡してるようなモンですな)。で、送り込んだ後は、経済や政治を牛耳っちゃう。もともと、経済は華僑が支配しているところでもありますしね。そして、地元民が華僑に危害を加えた瞬間に、出兵すると。
やってることが、帝国主義時代の列強のやり口そのままなんですね。そんな馬鹿な、と思うかも知れませんが、シナ共産党政府はかつてベトナムを「懲らしめちゃる!」と言って出兵したことがあるし、カンボジアポル・ポトを支援したのは、他ならぬシナ共産党政府です。ポル・ポト派が虐殺で裁かれるなら、それを支援したシナ共産党政府だって裁かれるべきだと思いますが、それはまた別の話。
で、「懲らしめちゃる!」とか「前はオレの領土だったアル!」とかいう、トンデモナイ理由で出兵していた頃に比べれば、まだ賢くなったとも言えるかも知れません。むしろ、人民解放軍の拡張にそういう意図を読み取れない(あるいは意図的に読まない)日本のマスコミがどうかしているのかも知れませんけどね。
ASEANが声高にシナ共産党政府を批判しない(日本を批判してもいない)。シナ共産党政府と南朝鮮が日本を批判している。で、導き出された結論が「日本はアジアで孤立」ってのは、全くもっておかしいわけですね。ASEAN諸国がなぜ、声高にシナ共産党政府を批判できないか、ということを少し分析してみたら、背景にはシナ人民解放軍の存在があることに気が付くと思うんですね。アジア域内には、人民解放軍よりも強い軍事力を持つのは、米軍と協調関係にある日本だけなんです。事を荒立てないために、日本の対シナ軍事力脅威論に与することも、ASEAN諸国はしませんが(そんなことをしたら、真っ先に侵略されかねない)、彼らの沈黙の底には、日本ならシナ共産党政府の軍拡に対して、掣肘を加えることが出来る、と考えているのではないでしょうか。