シナ共産党政府も大変だね

「台湾、統一委を廃止 陳総統指示 親中・国民党揺さぶり」
http://www.sankei.co.jp/news/morning/28int003.htm

台湾の陳水扁総統は二十七日、国家安全会議を開き、段階的な中台統一を目指す総統の諮問機関、国家統一委員会と同委が承認した国家統一綱領の廃止を指示した。理論的には、微妙な政治バランスに立つ中台関係の「現状の一方的変更」につながる路線転換で、「台湾独立」に強く反発する中国との関係悪化を招く可能性が出てきた。 
総統府によると、陳総統は同会議で「現状の変更はしない」との立場を強調した上で、同委を「機能終了」とし、統一綱領は「適応終了」にすると表明した。陳総統は二〇〇〇年の就任演説で同委などの廃止はしないと公約していたが、事実上の廃止が決まった。
陳総統は、一月末の演説で同委撤廃を「廃止」と表現したが、この日は復活の可能性を理論上は排除しない「終止」と言葉を変え、中国などの反発に配慮した。「台湾人民の選択を尊重し、両岸が将来、いかなる形に発展することも排除しない」とも述べた。
台湾紙などによると、同委の年間予算は一千台湾元(約三千六百円)と実質的に機能していない。「民主・自由・均富(富の平等)」の統一を目指す統一綱領も、自主路線を掲げる民進党政権下では“有名無実化”した過去の政策となる。

私が思ったのは、この程度のことでもシナ共産党政府とか、台湾・国民党(シナ大陸人)ってのは騒がないといけないのかってこと。大変だねぇ。
普通に考えたら、台湾に立派な一つの国があり、その国がシナ大陸には攻め込んだりしませんよ、と宣言しているわけで、シナ共産党政府としては礼を言うべきところです。しかし、これを「事実上の独立宣言」と解釈しなくちゃならないってのは、シナ大陸人の「征服欲求」丸出しですよね。
ま、中華帝国ってのは大変ですね。お付き合いしちゃおれませんって感じです。
ついでに、台湾関連ニュースをもう一つ。
「「最大の責任者は蒋介石」 台湾「2・28事件」で研究書」
http://www.sankei.co.jp/news/060227/kok042.htm

1947年2月に国民党軍が台湾住民を武力弾圧した2・28事件から59年に当たって「事件の最大の責任者は蒋介石」と結論付けた研究書がこのほど台湾で出版された。
総統府国史館(国史研究所)の張炎憲館長が中心になってまとめ、国民党政権下でタブーとされた「蒋介石責任論」が民主進歩党民進党)政権下で初めて認定された。
事件は、大陸から渡ってきた国民党政権の圧政や腐敗に対する不満から抗議行動を起こした本省人(台湾出身者)が武力弾圧され、推計1万8000?2万8000人が殺害、処刑された。

これが俗に「犬が去って豚が来た」と言われる国民党支配の始まりです。その後、約40年にわたって戒厳令が敷かれ、事実上、シナ大陸人による台湾人への軍事占領状態にあったわけです。もともとは「三民主義」を唱えた孫文の理念を受け継いでいるはずの国民党が、実際には台湾人に民主主義を与えることなく40年も占領を続けたという事実は、シナ大陸人の本質を現していると思います。