さて、真意はどうなんでしょうか

私のように完全にシナ共産党政府への不信感が出来上がっている人間にとっては、こういうシナの動きもいかがわしいとしか思えなくなってしまいます。
「中国の反日デモ 今年は気配なし 「小泉後」にらみ関係改善へ助走」
http://www.sankei.co.jp/news/morning/28int001.htm

中国各地で反日デモが吹き荒れてから間もなく一年。日中関係はむしろ悪化しているにもかかわらず、今年は反日運動再発の気配さえない。中国当局のコントロールが利いているためだが、背景には、大衆行動「暴走」の危険性への警戒心だけでなく、日中関係改善への期待感もあるようだ。

結局、私がシナ共産党政府を信用しない理由はただ一つ。民意を反映した政権ではないということ。この「気配なし」も民意じゃなくて、シナ共産党政府の政治的な意図の下にあるということなんですね。だから、それをもって「シナ共産党政府は対日努力をしている。日本(小泉政権)は何もしていない」というのは、実はシナ共産党政府の思う壺なのではないかと思います。何のことはない、シナ共産党政府が日本にごちゃごちゃ言ってきたら「共産党員以外はどう考えているんですか?」と聞いてやればいいだけのこと。「民主選挙もできない政権が、人民の代弁者だとは思えないなあw。まあ共産党員のご意向としては承っておきましょうか」とでも言ってやればいいんだけれど。特に、民主主義を愛好し、標榜し、言論の自由と国民の知る権利を守る、とするマスコミなんかは、そう言えるんじゃないですかね。
で、このニュースもある程度、そうした割引をして見た方がいいかも知れません。
「「歴史を基礎にするな」中国政府系元所長が対日転換論」
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060328id01.htm

中国が歴史問題で対日圧力を強める中、政府系研究機関・中国社会科学院の元日本研究所長で国際問題専門家の何方氏が、「歴史問題を日中関係の基礎にしてはならない」との見解を、中国の専門誌「社会科学論壇」(3月上期号)に発表した。
何氏は歴史偏重の対日政策を批判し、事実上、歴史カードの放棄を主張。中国で「対日新思考」が封殺されて以降、対日政策の大胆な転換を訴える意見が公開されるのは極めて異例で、論議を呼びそうだ。

このあと、この雑誌がどういう処分を受けるかが注目です。何もお咎めなしならば、シナ共産党政府が「歴史問題をカードにしない」カードを使おうとしているということ。こっちも歴史問題にこれ以上何も言わないから、日本の「国家指導者」も靖国参拝を止めろ、という意思表示でしょう。もし、何らかの処分があれば、共産党政府にとって都合の悪い内容だったということです。
どっちにしても、言論の自由を認めていない国での言論は、簡単に信用しちゃいけませんってことです。
ただ、少なくとも読売の記事にある、何方氏の発言内容は、正しい認識だと思います。