あははは、食いつきおった。

http://www.asahi.com/paper/editorial20040706.html
見事に食いついたなあ、朝日。そうや、アンタのこっちゃ。首相の物差しでなくても、朝日は間違いなく「反米」でしょ。過去の社説で書いたこと、まさか忘れちゃいないよね。サンフランシスコ講和条約日米安保モスクワオリンピックボイコット問題、米ソ核軍拡競争。これらで、すべて共産勢力を支持し、アメリカおよび西側諸国を非難してきたのは他ならぬ朝日。それを首相からも指摘されて逆ギレとは恐れ入った。それを「オレは反米じゃない」なんて今さら何を言うねんな。
朝日の過去の社説における反米発言を二つほど挙げてみます。

  1. モスクワオリンピックボイコット問題にて(当時、ソ連はアフガンに侵攻中)「手を振りながら入場してくるのは地元ソ連など共産圏の選手ばかり、スタンドの市民も白けた顔でアフガニスタン侵攻がどれほど世界を怒らせたかしみじみと味わう。そんな光景をカーター大統領ら米首脳は夢見ているようだ」「八方ふさがり状態のホワイトハウスが、五輪ボイコットによって溜飲を下げたい心理は、十分に想像が付くところだ」
  2. 1984年、ソ連が中距離核ミサイルSS40を増強したのを受け、アメリカがトマホークミサイルを駐日米軍に配備する方針を発表「極東ソ連軍に対する米国の前進展開能力の強化は、必然的にソ連の対抗措置を引き出し、核軍拡をエスカレートするに違いない」(ソ連の軍拡はすべてアメリカの責任であるという論調に終始)

ま、確かに朝日の論調であることは間違いなくて、これは今にも引き継がれておりますわな。今さら「反米」のレッテルを貼られて、いきり立つ朝日の姿勢がイマイチわからんなぁ。
あ、小泉首相の「野党の皆さん、一部の反米のマスコミの皆さんは、自分に相談しないで勝手に決めたと批判している。批判する方がおかしい」「世界の首脳といる時に『国会、野党と相談します』、そんなことで総理大臣の役割が務まりますか」は正論だと思います。総理大臣はガキの使いじゃないんだから。その代わり、衆院選を実施して、首相の方針が否と国民(投票者)の半数以上が判断すれば、政権は変わる。これが民主主義というモノです。議会政治というのは、国務大臣は議会に対して責任を取るということであって、何事も議会に相談しまして、というトロ臭いシステムではありません。今まで日本外交が下手くそだったのは、首相・外相が何事も「帰国してから与党、議会と相談いたしまして」と言ってきたからで、それは大臣という職務の責任を果たしていないってことです。本当に首相の方針が否、ということであれば、すぐにでも衆院解散総選挙の機運が出てくるでしょ。それが議会制民主主義というシステムですわな。やっぱり、朝日とか民主党他の野党は、議会制民主主義を理解できてない。