最近、裏切られてるもんなあ、お宅は。

朝日の本日付の社説。
http://www.asahi.com/paper/editorial20040912.html
もうね、腹を抱えずには読めない代物。まず、ネタとしてずいぶん遅い気がするんだけど、これってあれか、韓国の核疑惑で「おいおい、韓国って信用できないじゃないか」っていう、私みたいな人に対して、韓国ってそんな国じゃないんですっ!って言いたいのかなとか思ったんだけど・・・。
「「冬のソナタ」に熱をあげたり、日韓にもう垣根はないと思い込んだりしている日本人にとっては、狐につままれたような感じではあるまいか。」
この「「冬のソナタ」に熱をあげたり、日韓にもう垣根はないと思い込んだりしている日本人」=朝日とそのシンパ、ってことかなって思ったり。別に、冬ソナも見てないし、韓国が友好国だと思っていない私のような人間にとっては、別に狐につままれるも何も、やっぱり韓国ってそんな国か、程度にしか思わないわけで。
「特別法は今の日本を批判し、日韓関係を傷つけようとするものではない。あくまで韓国民の「心の清算」のためだ。韓国の政府与党の人々はそう強調する。」
そもそも法律で「心の精算」を迫るなんて、明らかに「内心の自由」の侵害じゃないの? 言い訳にした言葉の方がもっと恐ろしいじゃないか。
「政争をいたずらにあおる道具として使われはしないかという危惧(きぐ)も募る。」
もともと政争の具だったじゃん。野党追及の道具にしたつもりが、自分の党にブーメラン効果だったって、その後、自分で書いてんのに。
「ところがウリ党の改正案は、さらに軍関係は少尉以上、また芸術、言論、教育、宗教界にも対象を広げようとしている。これが通れば、中尉だった故朴正煕元大統領も対象になる。長女の朴槿恵氏が代表を務める野党ハンナラ党への打撃が狙いではないかという見方が強い。(段落)一方、与党側でも、父親が日本憲兵だったことを隠そうとしたウリ党の議長がすでに辞任に追い込まれた。」
自分で書いたことを、自分で理解できてないってどういうことなんでしょうか。
「「糾明」が「魔女狩り」になっては、韓国政治の成熟度に疑問符が付く。」
だいたいさ、究明じゃなくてさ、糾明なんだよね。「糾明=不正を問いただして悪い点を明らかにすること」でしょ。で、糾明している内容が、糾明すべき内容じゃないわけで、その時点で明らかに「魔女狩り」なわけ。だから、韓国政治の成熟度には、すでに疑問符は付いてますよ。
で、朝日の本日の社説は、何が言いたかったんだろう、と読み終わってから考えているところです。