どうしようもないね

自衛隊撤退せぬと首相、アンマンに谷川外務副大臣派遣」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20041027i102.htm
小泉首相は27日、イラクでの日本人人質事件について「救出に全力を尽くす」としたうえで、「自衛隊の撤退はしない。テロを許すことはできない。テロに屈することはできない」などと述べ、武装組織が要求する自衛隊の撤退には応じない考えを強調した。」
読売の本日付社説によれば、自民・公明・民主の各党は政府方針(撤退せず)を支持するとのこと。民主党は先の三馬鹿事件で学習しましたね。結局、社民・共産だけが撤退しろ、と主張してるんですが、どちらも党首討論にすら参加できないほど。で、彼らにとって頼みの綱の朝日ですら、本日の社説では、こんな調子。
「日本人人質 - - 救出に手立て尽くせ」
http://www.asahi.com/paper/editorial20041028.html
朝日新聞自衛隊イラク派遣に反対した。しかし、前回の事件が起きたとき「脅迫を受け入れての撤退には応じることができない」と主張した。つらい判断ではあったが、「無法な要求に弱い国だ」というイメージを広げ、同じような事件を誘発してはならない、などの考えからである。 私たちの立場は今回も変わらない。小泉首相は犯人の要求を拒否したが、やむを得まい。」
朝日のご贔屓は今や民主党。その民主党があっさり政府方針を支持してしまったので、こう書くしかなかったんでしょうけどね。
サマワに派遣されている自衛隊は、今年12月に派遣期限が切れる。 それを延長するか、撤退すべきかについては、今回の事件とは切り離し、イラクをめぐる全体情勢を踏まえたうえで、改めて考えるべきである。」
これは当然のことで、朝日に言われるべきことでもなく。私は派遣継続が望ましいと思うけれど。
民主党も朝日も4月の事件でそれなりに学習した形跡あり。しかし、今回人質になった香田氏と社民・共産は何も学習してなかった、ということですね。