ギャグ日記?

菅直人が止まらない。
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ほとんどギャグの神様というべき日記です。ここまで面白いことを毎日書くことは、私にはできません。
例えば、
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「戒律」Date: 2004-11-10 (Wed)
民主党代表を辞任してちょうど半年。ストレスが少なくなったせいか肩こりしなくなった。
イラクのおけるアメリカの態度は、自分たちが正義で敵対するものは全て悪という一神教的発想に見える。どの宗教も「汝殺すなかれ」と人殺しは戒律に反するとされている。しかし、自らが信じる神が絶対であるとする一神教的な宗教ではでは敵対する宗派の人間を殺すことについて必ずしも戒律に反するとしていない。その点、仏教や自然崇拝から来る自然教では「生きとし生けるもの」全ての命を大切にすることこそが大事と教えている。動物は基本的には同種族は殺しあわないと聞いている(一部例外はあるようだが)。人間の行動は動物の中でも最低のモラルといえる。
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宗教に対する無理解としか言いようがないです。結論で、仏教や自然崇拝から来る自然教こそよろし、なんて言っていては、話になりません。日本だって、かつて仏教勢力同士の抗争で、宗教戦争があった時期があるんです。本願寺が大阪(当時、石山)に移った理由は、山科にあった本願寺が他宗派によって焼き討ちされたからです。日本の仏教が、武装せず大人しい宗教になったのは、織田信長から始まった宗教非武装化政策が、秀吉の刀狩に受け継がれ、家康によって完成されたから。一神教だから他宗派を排除する、なんてことではないのです。アメリカ国内には、多数のイスラム教徒がいる。これも事実。アメリカはイスラム教徒に対して、キリスト教に改宗せよなんて一言も言ってないし、暗に奨励しているわけでもない。アメリカがやってることは、宗教勢力、あるいは宗教を理由に武装するな、ということで、これは織田信長一向宗との争いと根本的に同じことです。信長が一向宗と和解した理由は、ただ一つ。本願寺武装解除に応じたから。
さらに、
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「居直り」 Date: 2004-11-11 (Thu)
自衛隊にいるところが非戦闘地域」という総理の答弁。自衛隊が行けばファルージャ非戦闘地域になるのか。究極の居直り答弁。
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戦闘地域でない場所に派遣する、というのがイラク特措法による派遣要件。だから、首相の答弁は当然でしょう。戦闘地域でないところに自衛隊を派遣しているのだから、自衛隊がいるところが非戦闘地域である、ということ。自衛隊が行けば非戦闘地域になる、というのではない。そう解釈してしまう菅氏は日本語能力に乏しいということか。戦闘地域の認識(法解釈)を批判するなら、立法府の人間としてわかるんだけれども。
で、最後に昨日も笑える。
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「半独立国 」Date: 2004-11-12 (Fri)
アラファト氏が亡くなる。パレスチナの混迷は続く。アメリカは21世紀の世界を見据えて戦略的に動く。中国、インド洋、中東を視野に極東に位置する日本に、この地域の紛争に対応するため陸軍の司令部を移すという提案もその一つ。日本は日米安全保障条約アメリカにもっとも安定し、財政負担の少ない基地を半世紀を越えて提供。21世紀も同じ姿勢をとるのか。日本の歴代自民党政府は外交、安保面で、独自の長期的戦略を持っていない。安全保障の面ではいまだにアメリカに従うだけの半独立国だ。
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かつて歴代自民党政府で大臣を務めていたことは内緒ですか? まあ、過去のことはとやかく言うまい。昨日付で、このようなタイトルで日記を書くなら「国籍不明の領海侵犯潜水艦に臨検すらできない、半独立国だ」と書くんじゃないの?