李登輝さんのコスプレ

何かめっちゃ話題になっていますね。いろんなblogさんで扱っておられますけど、ここが一番面白かった。
だっしーさんの「ダメなものはダメ」日記。
「ダメなもの「野党」」(11/18付)
http://dassie.blog.ocn.ne.jp/dame/2004/11/post_16.html
李登輝前総統が江田島のコスプレをした(させた)真のメッセージは、
李登輝があと10人いれば台湾はとっくに独立していただろう
 (下手したら中国本土も民主化されていたかも知れない)
というところにある」
という解説は見事かと。もちろん、遊び心はあろうと思いますけど。ところで、台湾では「魁!男塾」はどれくらい認知度のある漫画なんでしょうかね。
個人的には「台湾は中国ではない」というメッセージかなと思っています。で、大事なのはこのメッセージは、日本向けでもあるんじゃないかと。わざわざ日本漫画を選んだ理由もあるわけでしょう、きっと。確かに李登輝さんは司馬遼太郎さんの「街道をゆく」でも、喉元に手を当てて「僕はここまで日本人だから」と言うような人ですから。でも、もう少し意味がありそうな気がするんです。要するに、
「台湾人が必死になって中国からの独立を勝ち取ろうとしているのに、日本人は何で中国の言うなりになってるんだ。日本人は、日本人であることに誇りを持たぬのか」
ということではないかと。
台湾では、東アジアの国で唯一、排日・反日教育を行っていない国です。しかし、今、台湾を見捨てるようなことをすれば、台湾人は日本に対して抜きがたい反感を持つことになることは必定です。そうなったら、本当に日本は東アジアで孤立してしまいますよ。そういうことは一番避けるべきだと私は思うのだけれど。今、台湾を支え、より深い友好関係を維持することは、将来起こるであろう中国本土の民主化のときにも大きな役に立つんです。日本は民主主義を守ってきた国として、信頼を得られると私は考えます。
(参考)台湾と日本の関わりについて
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h13/jog216.html
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h10_2/jog061.html
など。