もう飽きたわ

もう飽きたね、この手の日本批判は。
「中国駐日大使ら、李前総統にビザ発給の日本政府批判」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20041221i112.htm
「中国の王毅駐日大使は21日、都内で講演し、日本政府による台湾の李登輝・前総統へのビザ(査証)発給について、「(李氏は)分裂運動を進める急先鋒で、トラブルメーカーだけでなく、戦争メーカーになるかも知れない。中国を中傷、攻撃している人物に日本が好意を示すことは理解に苦しむ」と述べ、日本政府を批判した。」
まず、台湾が中国の一部であると北京政府はご主張あそばしているわけですが、それなら中国人である李登輝氏に日本政府がビザを出すことに何か問題がありますか? これを問題視するということは、北京政府は思想統制を行っている、ということを国際社会にアッピールしていることになりますけど、それでよろしいかな? 
北京政府は台湾の持つ多額の外貨と資産が欲しいので、中国から台湾に戦争を仕掛ける理由はあろうかと思いますが、台湾は10億の貧民を抱えるような狂気は持っておらんでしょう。だから、戦争になるとすれば、それは必ず北京政府によるアクションがトリガーになるだけです。
また「中国を中傷、攻撃している人物に日本が好意を示すことは理解に苦しむ」とは、誰の口から出た言葉なのかね。自分の胸によく手を当てて考えろ。
昨夜のNHKニュースでは、王毅北京政府大使の講演の後、同じ会場で町村外相が講演して、次のような趣旨のことを述べていたように記憶しています。
「日本は法治国家としての対応をしたと、北京政府に伝えた」
はい、その通りですね。ルールが大事。ルールを曲げるとろくなことがありません。ダメならルールを変えればいいわけですから。中国から抗議を受けた人物についてはビザを発給しない、というルールを作ればいいんです。(そんなルールが国会を通るとは思えないけどね)