康夫ちゃん、もう限界っすか?

越県合併手続き必要議案、長野県議会が異例の議員提案」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20041221i313.htm
田中康夫知事ってば、よその選挙の応援に行ってるニュースばかりが目立ってて、肝心要の県政のニュースを聞かなかったんですが、こんなニュースが。
「「平成の大合併」では初となる県境を越えた長野県山口村と岐阜県中津川市の合併で、長野県議会12月定例会に21日、合併手続きに関する議案が議員提案された。
 総務省では、同種議案の議員提案は聞いたことがないという。
 越県合併に反対する田中康夫知事が提案を見送り、来年2月の合併が危ぶまれる事態になったための異例の措置で、議案は22日の本会議で可決の見通し。ただ、田中知事が議決後に合併申請書類を総務相に提出するかは不透明だ。岐阜県議会は10月に関連議案を可決している。
 山口村と中津川市は今年4月、長野、岐阜県に合併申請書を提出。両県議会の議決を経て、10月にも総務相に申請書が提出される予定だった。
 ところが、田中知事が9月定例会で「越県合併は県民全体の未来の問題」として、1万人規模の県民意向調査の実施を議案提出の条件に掲げ、一方の議会側は「村民の意向が優先されるべきだ」として調査費に関する予算案を否決。このため、田中知事は議案提出の見送りを表明。議会側は、12月定例会の会期を延長し、議員提案に踏み切った。
 合併関連議案については、地方自治法で知事に議会提出の義務があるが、総務省では「議員提案は可能」との見解を示している。 」
ちょっとよくわからんかったので、調べてみました。で、こんなことになっているようです。
http://www.takenet.or.jp/~vil_yama/gappei/new/
要するに、山口村に関する行政サービスは、実は岐阜県サイドに委託していたということなんですね。で、住民投票の結果、6割以上が岐阜県中津川市への合併を選んだ、ということのようです。
さて、自称・改革派知事である田中康夫氏にとっては、これぞ改革の最たるもののように思えるんですが、何故かご反対の様子。まあ、まさかとは思いますが、これを認めてしまうと、反康夫の県境自治体が次々に越県合併で長野県から離脱しかねない、という危機感をお持ちなのかも知れませんね。
越県合併は県民全体の未来の問題」とのたまうものの、行政サービスをほとんど提供していない状況で、何を言うか、という感じですね。