期限を設けないことは弱腰の証かな

一応の引用としては、こちら。
与野党が対北圧力を政府に促す、世論背景に攻勢」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20041223i301.htm
期限を設けない政府は弱腰である、ということが昨今言われていることですが、果たしてそうでしょうかね。例えば、Irregular Expressionのgoriさんによると
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/000420.html
こんな記事があるそうで。
「日米、2月にも新安保宣言・アジアの脅威に共同で対処」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20041222AT1E2101421122004.html
「中台関係の緊張や北朝鮮の脅威を念頭に、アジア太平洋地域の不安定要因に日米が共同で対処すると明記し、自衛隊在日米軍の協力強化を打ち出す。」
期限を設けないということの裏がこれに当たりそうですね。まあ、期限は切らないから、お宅のお考えの通りにやってくれりゃいいんですよ。でもね、ウチはウチで準備してますんでさってところでしょうか。要するに「金さんよ、世界の雰囲気、よく眺めてご覧なさいよ」ってことです。日本が一人で「3月が期限だ!」と叫ぶよりも、アメリカからも援護射撃してもらいつつ、しかも中国にもしっかり圧力を掛けられるというわけ。まあ、反米の方々には受け入れられない展開ではあると思いますが。なるほど、李登輝さんへのビザ発給について、町村外相が北京政府駐日大使の発言直後に同じ会場で返り討ちを浴びせることができる背景もよくわかるというわけですね。