ルールを決めたのはあんたたちですから、残念!

とか、言って、流行に乗ってみる。
「宮城選挙違反の上告棄却、鎌田議員は辞職表明」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20041223it12.htm
まあ、これが選挙違反に当たることをルールで決めたのは、議員さん自身ですからねぇ。賛成したかどうかは問題じゃありません。反対してたとしても、こういう内容の法案が通ったことは知っているわけですね。だから、知っていて犯罪をしてるんだから、余計に性質が悪い。まあ、まだ行政訴訟という手が残っているんで、確定ではないんだろうけど。
で、同じ読売から議員さんたちの反応を見てみる。まずは民主党
「鎌田議員辞職表明…民主、福岡などの補選への逆風懸念」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20041223ia21.htm
選挙に影響云々は、私はどうだっていい。
自民党橋本派のヤミ献金事件で橋本元首相が不起訴処分だったことなどを挙げて、「法の不公平、矛盾がより明確になった」「議員本人にとってはかわいそうな面がある。巨悪を取り締まる法律になっていない」などと、“恨み節”も聞こえてくる。」
前者のコメントはいいでしょう。だから、ルールを変えましょう、と主張されよ。そういう法案を作って、国会で審議されよ。ただ、後者は何をほざいとんやと。かわいそうも糞もあるか。自分が作ったルールも守れないヤツのどこが可哀相なんだと。
次。与党の反応も拾ってみる。
「2議員連座対象、与党が民主批判…公選法見直し機運も」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20041223ia22.htm
自民党武部幹事長は23日夜、「鎌田議員はようやく『けじめ』をつけたが、今野議員はなお議席に居座ろうとしている。民主党は公党としての責任をどう果たすのかが厳しく問われている」との談話を発表した。  公明党の東順治国会対策委員長も同日夜、「自ら職を辞するのは当然だ。国民の政治への信頼を取り戻す努力をしなければならない」と述べた。」
ほっとけ。そんなことでイチイチコメントするなよ、全く。「有罪確定後、検察側は当選無効と5年間の立候補禁止を求める行政訴訟を起こす方針で、請求が退けられない限り今野氏は失職する(2コ前の引用記事)」とある。行政の判断を待てばよい。立法府の人間がとやかく言う問題ではない。まあ、民主党の中ではイメージ戦略とかあるので、いろいろお考え遊ばせばよろしかろうけど。
自民党も「電話での投票依頼は、報酬を支払うことが認められる単純作業と言える。報酬を支払うのは問題ない」(党幹部)として、見直しを検討中だ。与野党には、都市部で無償で投票依頼の電話作戦に従事するような要員確保が難しくなっているという事情もある。」
そもそも電話での投票依頼を禁止してはどうですかね。ウチは、電話帳に名前を載せていないのに、こういう電話がかかってくることがある。で、「どこからウチの電話番号を聞きましたか?」と質問してもまともに答えてくれたことがない。それどころか、その質問をした途端に電話を切るヤツまでいましたが。投票依頼の戸別訪問が禁止されていて、電話での依頼は○ってのはよくわからん。
「ただ、公選法改正は議員立法で自らの選挙制度を定めることが多い。このため、与野党の中には、「自分たちが決めた法律で都合が悪いからといって、ころころ変えるのはどうか」との声もある。」
別に構わんよ。理不尽なルールなら変えるべき。私は、街頭演説を一切禁止して欲しいね。電話もあり、戸別訪問もあり、ネットもあり、にした方が選挙期間中うるさくなくて良いと思うよ。そしたら、テレビの政見放送とかもっとみんなマジメに見ると思う。演説したければ、きちんと器を用意してやれと。1000人入れるホールを借りて、演説する。そこに入る人の数で、自分たちがどれだけ受け入れられているかを、候補者だって理解できるはずだよね(まあ、サクラとか組織総動員とかしちゃうから一緒か)。