民主党「北朝鮮人権法案」の裏

いや、昨日の仕事中にすごい妄想を思い付いた。ホントに妄想なんですが、あり得ないシナリオではないのかも。
私は、政府が北との交渉を継続することも評価するし、効果があると思えない経済制裁をしない(あるいはすると公言しない)姿勢を評価します。今の日本では、拉致被害者を救出する手段は交渉以外にないわけです。特殊部隊を送り込んで急襲して、金正日を逆拉致?するとか、そういうことってできませんでしょ。アメリカやイギリスが日本の立場ならやりかねないと思うんですが、これも妄想ですか、そうですか。
まあ、いいです。妄想ついでに聞いて下さいな。経済制裁に効果がない、という一番の理由は、こないだ大統領が来日した韓国です。韓国としては、今一番困るのは、北朝鮮が崩壊することです。世界トップクラスの貧民を2000万人もいきなり抱え込むなんてことは、先進国の仲間入りしている韓国経済にとって重荷すぎる(日本からの戦後補償は、すでに北の分も使い込んでしまってるしね)。同じ民族だからいとおしいけど、お金のことは困る。だから、とりあえず体制維持はしておいてもらいたいと、そういうわけです。
では、どういう状況になれば北が崩壊しても構わないのか。
韓国が面倒を見る分量が減れば良いということではないかと。
そうなんですよ。ここで民主党の「北朝鮮人権法案」と符号が一致するわけです。民主党案では脱北者の保護だけじゃなく、日本への在留資格を認める、としている。脱北者を大量に発生させて日本に送り込む。こうして、北朝鮮人口をできるだけ減らしておきたいという意図ではないのかと。民主党には、民団と懇意の議員もいることですし、どうもこれは疑わしいような気がするんですけど、どうです、この妄想。
ま、現実的に日本に1000万人も流入できるとも思えないし、それくらい減るようじゃないと韓国の経済的負担の解消にもならないようにも思えてきた。でもさ、民主党の「北朝鮮人権法案」が、韓国と調整して脱北者を韓国に移送する、じゃないのかなって思うと、こういう妄想を描いている人が、民主党の中にいるんじゃないのかなと思うのであります。
んなことを考えていたら、こんなニュース。
「保護から自立へ…韓国の脱北者支援金、3分の1に減額」
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20041223i115.htm
やっぱり呼応してるんじゃないの〜? それにしても、言葉の通じる同民族の国に行ってさえ、
「今年韓国に亡命した脱北者の数は、12月15日現在で1840人と昨年から4割増し、国内に居住する脱北者は6000人以上に上る。統一省によると、このうち約4割が失業状態、約8割が生活保護を受けるなど定着が進んでいない。」
ですぜ。言葉が通じない日本で生活させるのも、かえって辛そうな気がするんですけど。