朝日がだんまりを決め込むなら

何か、朝日がだんまりを決め込んでいるみたいです。昨日午後の産経新聞を見ますと、
「「きちんとした取材ない」 中川氏、朝日新聞を批判」
http://www.sankei.co.jp/news/050127/sei055.htm
と久々に朝日虚偽報道問題(あえて太字にしてやるw)の報道が出てきました。まあ、NHKやら安倍・中川両氏から見ると、小出しにして、日々この問題が報道されるように仕向ける方が賢い戦略でもあろうかと思います。
で、朝日が信用できないと私が言うのにも、過去に前例があるからです。
http://www.mlit.go.jp/river/topics/mado/right.html

平成11年10月15日付け朝日新聞夕刊のコラム「窓」において、「建設省のウソ」とのタイトルで、長良川河口堰に関する記事が掲載されました。
建設省は、これに対して、10月22日付けで朝日新聞論説主幹宛に記事の記述の根拠等を尋ねる書簡を送付し、公開での議論を開始いたしました。

とあります。具体的な内容は、まあ想像付くかと思いますが、お時間のあるときに一度お読みになっていただければ。で、今回も「だんまり」だろうと思われるのは、この書簡の時系列。

平成11年10月15日 朝日新聞「窓」が掲載される。
  ↓ 1週間後
平成11年10月22日 建設省から朝日新聞論説主幹へ公開書簡
  ↓ 2週間後
平成11年11月5日 朝日新聞論説から建設省へ書簡
  ↓ 10日後
平成11年11月15日 建設省から朝日新聞論説主幹へ公開書簡
  ↓ 約1ヵ月後
平成11年12月13日 朝日新聞論説から建設省へ書簡
  ↓ 2週間後
平成11年12月27日 建設省から朝日新聞論説主幹へ公開書簡
  ↓ 約5ヵ月後
平成12年5月2日 朝日新聞論説から建設省へ書簡 → 論争打ち切りの通告!
  ↓ 約1ヵ月後
平成12年6月9日 建設省から朝日新聞論説主幹へ公開書簡

朝日の回答がどんどん引き延ばされて、最終的には喧嘩を売った側の朝日が論争を打ち切る、という暴挙に出たという事件です。未だに、朝日は公的に謝罪もしていないし、論争を再開したわけでもありません。
だから、今回のNHK問題も似たような戦術で来るんだろうな、と思っている次第です。ま、事件を風化させないためにも、備忘録として、拙日記で紹介しておきます。