テレビの報道と違ってたねぇ

珍しく読売のスクープです。
「一部値上げのビール、出荷価格は下げていた」
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050207it01.htm

ビールメーカー大手数社が、1月からビール・発泡酒をオープン価格とし、取引量が多い卸売業者になるほど多額を支払ってきたリベート(販売奨励金)も廃止した際、卸売業者への出荷価格を引き下げ、新たに別のリベートを導入していたことが、6日明らかになった。

ん? 聞いてた話と違いますなぁ。どういうことなんでしょう。リベートは廃止したんじゃなかったっけ? なのに別のリベート?
記事全文を読んでいただければわかると思いますが、結局、やっているのは卸売業者とメーカーが相変わらず結託しているということ。つまり、中間搾取が強化されたということですわな。
メーカーが最初に言っていた説明内容とはずいぶん違う話じゃありませんこと?
確かにお酒って税金の塊みたいな商品で、製造メーカーも価格競争に苦労していることはよくわかる。でもさ、やっぱり嘘はあかんのちゃうの、嘘は。

別の内部資料は「出荷価格の値下げは小売業者様へのさらなる値下げの原資ではありません」「出荷価格値下げ分は特約店(卸売業者)様の利益として蓄えていただけますようにお願いします」などと、卸価格の引き下げを露骨にけん制している。

こういうのって独占禁止法とか、その辺の違反にならないんでしょうか。法律的に違反じゃなくても、消費者の理解が得られるような内容じゃありませんな。
私は酒がなくちゃ生きていけないような人間じゃありませんから、ビール値上げ止む無しと思ってましたけど、このニュースを見る限りはちょっと納得しかねますな。