滋賀県民として一言言いたい

※ 本日記については、拙日記4/15付を必ずご参照下さい。
「琵琶湖の外来魚、大津地裁が再放流禁止を「適法」判断」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050207ic27.htm
こんなのが裁判になること自体、どうかしている。清水国明とかしゃしゃり出てきやがってたんですね。クソボケが。
カミサンの実家は、琵琶湖で漁業をしているんですが、義父曰く、20年前に比べて漁獲量はものすごく減ったとのこと。明らかにバスの影響だそうです。琵琶湖の水質は、一時期よりも格段によくなっているそうで、確かに私も夏になるとカミサンの実家前で泳ぎますが、すごくキレイ。それでも漁獲量は減っている。バスはね、一説には旨いだとか言いますが、やはり琵琶湖で普通に取れる魚ほど旨くない。そもそも旨ければ、商売になるはずです。そのバスが増えすぎて、漁業者が困っている(網を引いたら、全部バスだったりすることもあるらしい)わけですよ。
それで何が「魚釣りを自由に楽しむ権利」や。他人の生活圏に入り込むだけじゃなく、邪魔までして何の権利を主張するか。漁業者は生活がかかっている。清水もタレントの端くれなら、バスを積極的に食って、バス漁業が商売として成り立つようにアピールくらいしてみろ。まあ、清水程度の知名度では無理な話だと思うけど。
で、これが一番腹が立つコメント。

判決後、清水さんは「釣った魚をむやみに殺したくないという釣り人の願いが届かず、大変、残念」とのコメントを出した。

食べる気もない魚を傷付けておいて、何が「殺したくない」や。偽善ももうちょっと上手く言えっちゅうねん。地面を這っている蟻の足を一本もいで離してやる。確かにこれで目の前では蟻は死なないが、蟻を傷付けて「リリース」してるわけだが、これは非常に残酷な行為でしょうが。野良犬を餌でつっておいて、近付いてきたら取っ組み合いで捕まえて、その後、また「リリース」なんてしてたら、アタマがおかしいヤツだと思うでしょう。何で、同じことを魚でやったら、美的行為になるわけ? こういうキャッチ&リリースの釣り人の考えることは、全くわからん。だいたい釣られた魚にしてみれば、死力を振り絞って逃れようとしているだけであって、その後、リリースされたところで体力が回復するとは、とてもじゃないけど考えられない。だいたい清水はリリースされた後の魚が、どういう状態になっているのかを観察・研究したことはあるのかと問いたい。釣られた影響(体力、怪我など)でリリース後に早死にしているようなら、結局は「殺していること」になるわけですが。
で、清水は海釣りの番組では、釣った魚を食ってやがるんです。バスは食えないから逃がしてるだけ。それを「むやみに殺したくない」とか言うのは、アタマがどうかしてるんじゃないかと。
あとね、釣り人もよく考えてみ? 今、バスなんか日本全国どこにもいますわな。で、琵琶湖には琵琶湖しかいない魚がいますわね。琵琶湖に来て、琵琶湖にしかいない魚が釣れる方が、釣り人冥利に尽きるんじゃないの? 琵琶湖にはそういう釣り人が来て欲しい、バス釣ってキャッチ&リリースとかしたいヤツは他所行ってくれと。日本全国でキャッチ&リリースが禁止されても、外国に行けばバス釣りできるしね。外国に行く自由までは奪ってないし、この法律。
滋賀県民として思うのは、そういうことです。