朝日に社説で取り上げて欲しい話題なんですが

「EU対中武器禁輸解除、反国家分裂法で慎重論再び台頭」
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050324id25.htm

欧州連合(EU)の対中武器禁輸解除の動きが鈍っている。特に中国が台湾独立阻止を狙った反国家分裂法をこの時期に施行したことで、英国を中心に慎重論が息を吹き返した。EUが暗黙の了解としてめざしてきた「今年6月の解除決定」は難しくなってきた。

昨日も取り上げた話題です。北京政府の反国家分裂法は非常にタイミングが悪かったですね。北京政府の要人も、国際情勢を的確に分析できる人材が減っているんでしょうか。仏独を抑え込み欧州の主導権を確保したいイギリス、北京政府の太平洋進出を阻止したい日米の思う壺のような気がする。

一方、EUにとって米政権・米議会の反対は予想を上回るものだった。ブッシュ大統領は先の訪欧時にEU首脳に「私が(禁輸解除を)受け入れたとしても、議会は無理だろう」と伝えたとされる。EUは米大統領の柔軟姿勢を過大評価し、米議会の拒否のくだりを過小評価した、との指摘もある。EUはこのほど高官を米国に派遣し、政権と議会の要人への説得を試みたが、返ってきたのは対欧制裁の脅しだった。

さて、この辺りは是非「平和主義」の朝日新聞に社説で扱って欲しいところですね。北京政府の軍事力拡大を、アメリカが阻止したわけですが、これについての朝日の見解を聞きたいものです。どうやって北京政府の肩を持つかが楽しみなんですが、どうやっても言い繕えないからスルーなんでしょうけど。