当方から謝罪申し上げます。

拙日記2/9付に私は次のようなエントリーをしました。
「■ [社会] 滋賀県民として一言言いたい」
http://d.hatena.ne.jp/sanhao_82/20050209#p4
ここで私は、バス害魚論を展開いたしました。
しかし、heizoheizoさん(http://d.hatena.ne.jp/heizoheizo/)の日記を読ませていただくにおいて、私の認識(すなわちバスによって琵琶湖希少種が減っている)が過ちであることを理解いたしました。
heizoheizoさんのデータには、十分説得力があります。
そこで、私の義父に実情を聞いてみました。拙日記でも何度か申し上げているように、義父は琵琶湖で漁業を営んでおります。曰く、
「バス・ブルーギル類の増加と、琵琶湖希少種の減少には確かに一致傾向はある」
「ただし、原因としては水質悪化の方が大きいと実感している。汚くなった水でも、生息できるのがバス、ギル類ということだけではないか」
「無論、バス・ギル類による食害もあるとは思うが、実数を把握することは難しいのではないか」
ということで、漁師の実感としてもほぼheizoheizoさんのデータを裏付ける証言ではないかと思います。
つきましては、あのようなエントリーをし、バス害魚論を展開したことを心より陳謝いたします。また、該当日記は削除せず、4/15付日記を参照されたし、と追記いたしました。heizoheizoさんの日記にはコメント欄がない(見つけられない)ので、もしheizoheizoさんが拙日記をお読みになれば、拙日記にコメントを頂けますと幸いです。
さて、我が義父にバスについてもう少し話を聞いてみました。要するに「食えるのか」ということと「商売になるのか」ということについて。
まず、食えるのか、ということについては
宍道湖七珍にスズキがあるが、バスはスズキの仲間なので、味は似たり寄ったり」
ということで、太鼓判が出ました。
しかし、商売になるのか、という点については
「漁業として成り立つには、そこそこの大きさのものが安定して漁獲される必要があるのだが、その点ではバスは調理しやすいレベルの大きさのものが上がらないのが難点である」
と厳しい見解でした。ギルについては、不味いので無理、とのこと。また、バスやギルを捕獲して魚肥にするという点についても、結局コストが高く、採算が合わないとのことでした。
ただ、一つだけ申し上げるとすると、やはりキャッチ&リリースは、私の個人的な気分には合致しません。