抗日運動でもおっぱじめる気かね

独裁政党と独裁政党が手を結ぶつもりらしいです。
「「平和共存」模索へ、台湾の連戦氏26日に訪中」
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050425id26.htm

台湾の最大野党・国民党の連戦主席が26日、中国を訪問する。
 1949年の中台分断後初の国民党主席訪中となる今回、連氏は中国共産党胡錦濤総書記(国家主席)と、60年ぶりの「国共トップ会談」を行い、中台関係改善を目指す。訪中日程は8日間で、南京、北京、西安、上海を訪れる。
 連氏は25日、台北で記者会見し、「対話と和解が主要なテーマになる。現実を重視し、(中台)双方が未来と平和を共に作り出し、互いの利益になる局面につながれば」と期待を語った。連氏は、中台が「分かれて統治されている(分治)」現実や「台湾独立反対」などを中国側と確認し、台湾住民の大多数が求める「現状維持」と「平和共存」の道を探る見通しだ。

シナ共産党と国民党。共通しているイデオロギーは、反日・抗日。そもそも、国民党の「国民」って台湾人のことじゃないもんな。国民党が台湾人のモノだったのは、李登輝さんが総統だったときだけ。だいたい「党」のくせに「国民」を名乗るなんて、民主国家から見てこれほど滑稽なことはないんだけどね。
これは、全世界に共通して言えることだと思いますが、「国民」「市民」を冠する党派や集まりというのは、いささか怪しいというか、おかしいと思うんです。自らが、全国民や全市民の意思を代弁しているという、その図々しさがどうも民主主義者の私にはおかしく感じられます。
先日、拉致被害者救う会が主催した「国民大集会」がありました。私は趣旨には大いに賛同する者ですが、「国民」を冠するのはどうかと思うのです。「支援者大集会」の方が実態を正しく表しているはずですから。自らは国民でありつつも、国民すべての意思を代弁しているわけではない、という謙虚さを持つことが、民主主義において重要だと思います。