給料泥棒どころの騒ぎじゃない

「国会きょう空転へ 民、社が審議拒否方針」
http://www.sankei.co.jp/news/050523/sei003.htm

国会は、衆院郵政民営化特別委員会設置の議決に反発する民主、社民両党が審議拒否方針で臨んでいるため23日から衆参両院のすべての審議がストップ、空転する見通しだ。与党は24日の衆院本会議で郵政民営化法案の趣旨説明と質疑を行う日程を描いているが、民主党などは徹底抗戦の構え。このため郵政法案の審議入りが週後半にずれ込む可能性もある。

ちなみに、国会審議を拒否している間、議員連中は何をやってんですか? どっちにしても、我々は国会で審議をして立法権の正当な行使を行う公僕として、国会議員諸兄に給与を支払っているのです。政党間のネゴだとか、裏交渉だとか、そういうのは、貴兄らが勝手にやってることであって、我々から給料を出す性質のものではありませんよ。

23日に予定されていた小泉純一郎首相が出席する参院決算委員会や、拉致被害者横田めぐみさんの両親の横田滋夫妻を参考人として招く参院拉致問題特別委員会などは中止になった。

民主党は、国家予算の使い道が正しかったかを検証する決算委員会と、今、国の一番の外交問題とも言える拉致問題を放り投げました。無責任の極みです。しかも、拉致問題特別委員会には、横田さん夫妻を参考人招致していたんですよね。参考人に対して、失礼極まりないじゃないですか。社民党は昔からこういう体質だったことは知っているので、あえて批判しません。しかし、民主党は自称「政権準備政党」だったんじゃないのか? 小泉首相は就任前から郵政民営化を標榜してきただろ? もう5年だぜ、5年。5年の間、対案も準備せず、議論すらしてこなかった連中が、何をほざくか。反対なら反対すればいい。もとの郵政省を復活させることなら、それはそれでいい。また、公社のままでよいというなら、そういう姿勢で臨めばいい。何にも準備できてないから、時間稼ぎ。その時間稼ぎのために、重要な外交問題と決算チェックを放棄するというのは、「政策のプロ集団」とは呼べない。