ネタ遅れの美女活躍

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まず、2週連続Vの宮里藍。ショット云々はともかく、パターが先週以来、グッとよくなってますね。私はパターの良し悪しは、基本的に左肩を見るようにしています。その左肩が、上下によく動いている選手は、ストロークがしっかり出てる証拠。逆に動いてなかったり、左右に動いている選手は調子が良くないか、パターが下手かどちらかです(ちなみに一ゴルファーとしての私は後者)。藍ちゃん、しっかり左肩が動いていて、ボールの転がりが良かった。諸見里は、手だけが動いている状態。これ、ロングパットになると左右に肩が回ることになるので、方向性や距離感があってきません。横峯は根本的に、左肩が左右に振れるショートゲームをしています。安定感のある戦いをするには、この辺は修正しなくちゃいけないと思いますが、こればかりはさくらパパでは無理かも。
で、アメリカ女子ツアーでは、ポーラ・クリーマーが優勝。まだ高校生なのね(ただ、日本の感覚では高校卒業直後)。結構可愛らしいですが、身長は172cmでアニカよりでかいのな。まあ、でも今後は人気が出るでしょう。何せ、アメリカ人にはここ最近、スター選手が出てないから。ただ、スイング的にはちょっと古風な感じ。ジュリ・インクスター系のインパクトをガシッと作るタイプ。安定して上位に入るとか、メジャーで活躍するとかになると、ちょっとまだ疑問符かも。
国内男子は目も当てられない。コースが簡単で、グリーンだけがやたら硬くて速いので、結局「今週のパット王」を毎週決めてるだけになっている。何でそんなことになるかと言うと、コースの全面改修をすることなく、グリーンだけを速い芝に変えてるから。もともとコーライ芝とベント系の洋芝ではグリーンの作り方が違うのである。コーライは根っこが結構深いので、下地の土壌は少々硬くてもグリーンにクッション性が残る。ところが、ベントは根も芝自体も薄いので、コーライ用に作られた土壌にベントを張ると、クッション性のないカチコチのグリーンになってしまうわけです。だから、国内の試合では、どいつもこいつもピンハイに打って来ないわけです。つまり、速いグリーンは、同時に止まるグリーンじゃないと、ショットの正確性、特に縦の距離感を競えない。逆に、速くて止まるグリーンすれば、みんなどんどんピンを狙うわけ。狙わないと、速いロングパットが残ってスコアにならない。そもそも日本のコースは、プロが試合をすることを念頭に置いたコースがないしね。現在、アメリカツアーでは試合全体の30%くらいは、TPC(Tournament Player's Club)という組織が運営するコースで行われています。もちろん、アマチュアもプレーできますが、非常に難易度が高いコースになっています(TPC at Sawgrassは有名ですね)。こうしたコースがない状況では、なかなか日本人プロが世界に通用するようにはならんのじゃないかなと思う次第です。