神戸の老人さんにお答えします。

っていうか、私も優しいよねぇ。ついつい調べてしまいました。こういうことは、基本的にもうしません。これで飯食ってるんじゃないんですから、私は。
で、ご質問内容は、こちらにありました。
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/cgi-bin/openbbs/board.cgi
に、靖国神社に問い合わせた方がおられました。それに対する靖国神社側の回答だそうです。

靖國神社でも当将校の方々が、日本国の為に決起した事は十分理解致しております。しかしながら、靖國神社の御祭神は当神社独自の判断で合祀申し上げているのではなく、当時の陸軍省海軍省から戦死等の資料が達せられ、それに基づいて合祀がなされて参りました。戦前、戦中と国家が戦死或いは戦傷病死を認定した方々が合祀の対象となっており、戦後においても厚生省の資料の中に2・26事件の方々は含まれておらず、合祀されておりません。靖國神社としては、国家が認定した方々を合祀申し上げている関係上、如何ともしがたいものであります。

どうやら、2.26事件の関係者は除外のようですね。まず、軍の管轄時代には、靖国神社が独自に判断していたのではない。そして、戦後は、厚労省の資料に従っているとのこと。A級戦犯の判決を受けたの方々にも、遺族年金が支給されているところを見ると、厚労省としてはA級戦犯の判決を受けた方々は、戦死・戦傷病死と同じ扱いをしている。だから、A級戦犯の判決を受けた方々が、靖国神社に祭祀されている、ということのようです。
これは本質的に、靖国神社側のご判断なので、立法・行政・司法の三権が介入することではありますまい。何度も申し上げているように、靖国参拝者が首相としてふさわしくないのであれば、その旨の主張を行い、靖国に参拝しない人を首相に選べばよい、という選択肢しか、民主主義者の私としては認められません。今、靖国参拝者が首相をしているということは、国民の多数の民意は、参拝した方が良いと判断しているとということでしょう(新聞の世論調査なんぞ、何の意味もないと私は思ってますので)。日支関係改善のためには、靖国参拝が望ましくないと思う人が多ければ、かつ、その問題が政治諸問題の中で最も重要な課題であるならば、衆議院解散総選挙を行えば良いのではないでしょうか。野党各派には、是非、そういう方向で議論をお願いしたい。