本気の改憲論議が必要

「『防衛に十分な核爆弾保有』 北朝鮮次官が米TVで明言」
http://www.asahi.com/international/update/0609/007.html
このように北朝鮮高官が公言している以上、日本は国防上の観点から、憲法を前文から改正する必要がありますね。この状況に加えて、軍事力をいたずらに増強し続けるシナ、日本を敵国視した上で領土を不法に占拠している南朝鮮。これだけ周囲に軍事的脅威を抱えた現状に対し、現行の憲法は対応できるのでしょうか。

さらに、弾頭化の技術があるかどうかについては正面からの回答を避けつつも「我が国の科学者は世界中の他の科学者たちに匹敵する、ということを知ってほしい」と述べ、間接的ながら技術があるとの立場を示した。
 一方、北朝鮮弾道ミサイルが米本土に到達するかどうかについては「私たちの核計画は米国への攻撃を意図したものではない」と答えた。

対米の核抑止力であるならば、アメリカ本土に到達できるものでなければなりません。科学者のレベルが世界と一致しているからといって、現実に作れるだけの技術者がいるかどうかとなると、これはまた別物です。ですから、弾頭化技術については、恐らく標的はアメリカの最大の同盟国である日本向け程度には仕上がっている、と見るのが現実的です。
アメリカ本土は撃たないけど、日本は撃てる。アメリカはどう出ますか?という様子見とも受け取れます。これはアメリカの国論を分断する戦略でしょう。イラクであれだけ国論が分かれているのをみた北朝鮮が、アメリカ世論に対して日本防衛において国論を分断させてやろうという意図ではないかと。すでに北朝鮮は、南朝鮮の世論を完全に掌握しています。それが現れているのが、この記事。
「『在韓米軍撤退』も…米国防副次官、盧構想に冷や水
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050609id25.htm

同日付韓国紙・ハンギョレ新聞によると、ローレス米国防副次官は、今月初め訪韓した際、在韓米軍を朝鮮半島以外の紛争に投入することに韓国側が拒否し続けるなら、「在韓米軍を撤退しなければならない」と韓国側に警告した。
 また、盧大統領は、韓国が「日米」「中国・北朝鮮」のいずれにも肩入れしない「均衡者(バランサー)」になるとの構想を示しているが、9日付のソウル新聞によると、副次官はこれについても、ワシントンで5月31日に洪錫ゲン駐米韓国大使に対し「米韓同盟とは両立しない」と述べたという。

完全に南朝鮮北朝鮮の思うが侭。まずは米韓同盟の切り崩しは成功していると見てよい。次の分断策は、日米同盟です。今までは、日本国内の左翼勢力を使って、日本側からアメリカ離れに向かうように仕向けてきていましたが、拉致問題が公になってからは、親北朝鮮勢力の発言力が低下したこともあって、進捗が芳しくない。そこで、北朝鮮アメリカの方から日本防衛を諦めさせる方法を取り始めたのではないでしょうか。アメリカには、親北朝鮮というグループは存在しませんが、反日本というグループは存在しますし、また本土防衛主義を取るグループも存在します。北朝鮮アメリカ本土を核攻撃しない(できるほどのミサイルを保持しない)代わりに、アメリカも北朝鮮を攻撃しない、という約束を取り付けることが、北朝鮮の最大の狙いでしょう。そのとき、北朝鮮核兵器の矛先は、完全に日本向けとできるからです。
まずは、日本はアメリカに対してしっかりとした同盟関係を維持することが大事です。その上で、憲法改正を行って、自衛隊を正式に憲法下の存在として認めること(要するに国軍化すること)、それに則って、有事法制を整備し、有事の際のマニュアル整備を進めておく必要があります。