また出たよ、朝日と左巻きの連携「捏造」プレー

いつも巡回させて頂いている、「散歩道」さんの6/13付エントリーから知った話です。
「報道の真実は?」
http://kuyou.exblog.jp/2017956/
「散歩道」さんでは、コメントが入っておりませんので、私からは多少コメントさせて頂こうかと。
まず、朝日新聞のこちらの記事から
靖国神社に合祀された台湾の戦死者遺族、賠償請求へ」
http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY200506100208.html

台湾先住民出身の「立法委員」の高金素梅氏は8日の「立法院」の記者会見で、第2次対戦中に旧日本軍に徴募された「高砂義勇隊」の戦死者の遺族代表60人とともに訪日し、靖国神社に合祀された「高砂義勇隊」戦死者の位牌を同神社から除くよう日本側に求める考えを明らかにした。一行は13日、交渉のため日本・東京都の靖国神社大阪高等裁判所を訪れるとともに、日本政府に賠償と謝罪を求める予定だ。「高砂義勇隊」は、第2次大戦中に徴募された台湾先住民の部隊で、戦死者は靖国神社に合祀されている。

ということで、最近、朝日の言う「アジア」がシナと朝鮮半島のみを指しているのではないかという疑念がぬぐえない状況を打破するために、朝日が「アジア」の再定義を試みたと言えるかも知れません。台湾ですら、靖国に文句を言っている、というニュースです。ちなみに、朝日は以前、拙日記で紹介したように(http://d.hatena.ne.jp/sanhao_82/20050405#p2)台湾独立派政党の党首が靖国神社に参拝したことは、報道していないんですね。ですから、朝日オンリー読者の場合、台湾も靖国参拝に反対してるんだ、と理解してしまうことでしょう。何が公平・中立な報道なんだよ。
と、ここで怒っても仕方ない。もっと怒るべきところがあるんですな。
で、「散歩道」さんがその裏にあたる記事を紹介下さっています。
靖国特集 靖国を訴えた台湾の女性国会議員の背後関係(1)」
http://www.sankei.co.jp/pr/seiron/koukoku/2003/0309/ronbun1-1.html
まず、日付をよく見てみましょう。この高金素梅氏による「靖国訴訟」は、実は2003年に発端があるんです。そして、今、この時期を狙って朝日が記事にしたというわけですね。見事な連携プレーとしか言いようがありません。しかも、この高金素梅氏の訴訟内容、非常に素晴らしい。

何とか訴状の副本を入手してみると、驚くべきことに原告となっている何人かの台湾人の住所は、台湾に存在しない架空のものだった。これらの原告は実在しないのであろう。更に、同じ住所の原告は十一組、二十六人いる。それは、十一世帯から複数の人が原告となったのであろう。大戦後、支配者として中国から渡ってきた国民党政権の専制独裁政治で、台湾の法治制度が崩壊したために、司法を根底から信頼しなくなった台湾人は、裁判沙汰を極端に嫌がるようになった。よほど大きな被害でも受けない限り、家族が語らって原告になるというのは、極めて不自然である。
 そこで、更に追跡すると、何と多数の原告は訴訟のことを知らなかったのである。ある人びとは、日本政府から賠償をもらえることになったと言われて、名前を出したと言い、またある人びとは、高金素梅主催の集会に参加しただけで、訴訟のことは何も知らされなかったと言う。靖国訴訟を知っていたのは、彼女の側近や、親中組織「中国統一聯盟」のメンバーぐらいなのだ。訴状の【請求を基礎づける事実】の部分に、「その他の原告らは、かつて日本の植民地支配によって、さまざまな被害を被った者たち、またはその子孫である」と書かれているが、何人かの原告は、戦後に蒋介石と一緒に中国から台湾に逃げ込んできた者であり、植民地支配とは全く関係がないのである。

ど〜ですか、お客さん。架空の住所、架空の原告を作って、架空の事実をでっち上げるなんてのは、「従軍慰安婦」と全く同じ構造じゃありませんか。
そして、痛烈に日本司法への批判もされております。

私は日本の司法は厳正で信頼性の高いものだと信じていた。しかし、実在しない人物や訴訟の事実を知らされていない人びとを原告とする訴訟が受理されるようでは、日本の司法の公正さが疑われても仕方がない。常識的に考えると、偽りの原告で訴訟を起こすのは、詐欺行為ではなかろうか。この外交問題にも発展しかねない訴訟を、なぜ日本の裁判所は原告の実在と意思を確認せずに受理したのであろうか。

さらに、この高金素梅氏はどうやら、日本では辻元清美に似たような人なのかな?

当事者の了承も得ずに適当に名前をかき集めて靖国訴訟に参加した高金素梅の態度から
みても、小泉首相靖国神社参拝に苦痛を感じたと主張する彼女が真剣にこの問題に取り組んでいるとは思えない。彼女の活動は主に派手なパフォーマンスでマスコミの目を引く手法である。彼女は今回も気軽な気持ちでこのパフォーマンスを演じたのであろうが、この問題の背景には根の深いものがある。

んで、高金素梅氏の人脈を追っかけると、

高金素梅は、いつの時点から、あるいはどのような動機、目的から、今回の行動に出たのであろうか。台湾の週刊誌『新新聞』の記事(八五一号二〇〇三年六月)によると、彼女は、「去年、台湾を訪れた日本人に、日本に虐殺された原住民の子孫がなぜ靖国神社に参拝するのかと聞かれてから、関心を持ちはじめた」「台湾大学教授許介麟とその日本人妻藤井志津枝や尹章義、夏鋳九と彼らの日本の友人の協力でやっと事件の経緯を理解した」と語っているが、その「日本人」とは誰なのか。雑誌に名前が上がっている許介麟、藤井志津枝、尹章義、夏鋳九はすべて親中反日派である。靖国問題に関心も知識もなかった彼女が、反日派の手引きでこの訴訟に絡んできた構図が浮かび上がってくる。

いやいや、調べればすぐにお里が知れるんですな。その続きを読むと、台湾版・辻元清美がシナ共産党が主導する左翼運動に加担していった様子がよくわかります。
そして、最後に日本人サヨクの存在を示唆して、この記事は締めくくられています。

この「ニュース」を読む限り、高金素梅の来日のきっかけは、「心に刻む会」から、第十七回集会に韓国人だけでなく台湾人も参加させて内容により説得力を持たせたいとの希望を受けた訴訟団事務局が、台湾の「部落工作隊」に話を持ちかけたことだったようだ。この話に乗った彼女は、この集会に参加して合祀取り下げ要求も行うことになった。靖国神社社頭での「合祀取り下げ要求パフォーマンス」も、日本人に入れ知恵されたとおもわれる節がある。高砂義勇隊にも靖国神社にも無知だった彼女が、日本の左翼の誘いに飛びついて反靖国活動を開始したことは、疑いないようだ。

いやいや、朝日新聞さん、2年越しのマッチポンプ記事、ご苦労様でした。まあ、マッチポンプ自体は、かれこれ20年もやってきてること。この靖国だの従軍慰安婦だののマッチポンプ報道によって、これまで多くの大臣・政務官を更迭するという、いわば「人事権」を持ってきた朝日新聞。その「既得権益」を今、完全に失っているわけで、その元凶が小泉首相。だから、彼らは形振り構わず小泉批判をしなくちゃならんのですな。ま、マスコミに行政府の人事権などあるはずがなく、この状態が正しいわけですけどね。