私の予想 郵政民営化

本日もマッコイ博士の「Dr.マッコイの非論理的な世界」のエントリーから情報を頂きます。
「■ [雑感] 郵政解散核武装
http://d.hatena.ne.jp/drmccoy/20050718/p1
このエントリーの中で「たかじん委員会」での三宅氏の発言をば。

まず、三宅さんが自民党関係者などいろいろな人に取材したところ、もう郵政法案は参議院で否決されて、間違いなく解散総選挙になると言っていた。これはもう間違いない、100%そうなると断言されていた。

う〜ん。三宅氏はそのように仰ってましたか。私の予想とはだいぶ違うなぁ。
私の予想はこんな感じ。
郵政民営化法案否決なら解散総選挙と首相発言 → 民主党、勢いづく → このまま総選挙になれば、自民党は政権を失う。それはやばい。 → 結局、民営化法案通過 → 解散総選挙なし
で、実は太字にしたところが重要かと思っています。私が民主党の幹部なら、この状況では「首相が解散云々を持ち出すのはおかしい。過去に例がないことだ」とか言って、いかにも総選挙は勘弁して欲しい、みたいな雰囲気を出しますけどね。要するに、民主党が勢いづけば勢いづくほど、自民党の連中は身動きが取りにくくなるんじゃないかと。
小泉首相は無類の喧嘩上手なんですよ。この人が自民党の総裁になったときの発言は「自民党をぶっ潰す(ぶっ壊すだったっけ?)」でしたよね。つまりね、ここで解散総選挙して自民党が分裂しても、自分の目標?は達成できたことになるわけ(望んでるかどうかは知らんけど、結果的にそうなる)。で、ぶっ潰されるのは困るってことで、郵政民営化法案が通れば(少なくとも衆院側はそのように判断したわけで)、自らの首相の地位は安泰ということですね。もし、この後、自民党総裁リコールがあったとしても、一度出した民営化法案白紙撤回ということはできませんしね。
で、ここで面白いのは、民主党は法案の中身の審議にも加われず(自ら拒否したんだから自業自得)、自民党内の主導権争いのネタにされているだけってことです。
実は解散総選挙を一番恐れているのは、民主党だったりしてね。政権を取ってしまったら、そりゃ分裂確実ですよ。細川内閣の二の舞になることは、確実ですわ。だって、中身が当時とほとんど変わってないんだから。しかも、民主党が政権を取れば、参院自民党公明党過半数を持つので、一切法案が通らないことになります(解散総選挙民主党系が2/3の議席を取れば話は別。また公明党が手の平を返せば話は別)。となると、民主党は予算も通せない、法案も通せない状況に追い込まれるわけです。私が民主党の幹部なら、そういう状況には陥りたくないんですけどね。