意外なところから「朝日クオリティ」発覚

結構笑い事じゃないのが、このニュース。
「有毒物質すでに露到達? 極東河川汚染 中国側が謝罪」
http://www.sankei.co.jp/news/051127/kok037.htm

【モスクワ=内藤泰朗】ロシアのラジオ放送「エホ・マスクブイ」は26日、専門家の話として、中国吉林省石油化学工場爆発事故で流出した有毒物質が河川を通じてロシア側の村に到達したことが確認されたと報じた。また、北京発イタル・タス通信は、中国側が極東の河川汚染をもたらしたことを認め、ロシア側に謝罪したと伝えた。
(中略)
しかし環境汚染に対する懸念は高まっており、世界自然保護基金(WWF)ロシア支部は、今回の河川汚染が事故現場の下流にあるロシア領のアムール川に生息する魚介類、川底の水生植物に多大な被害をもたらすだけでなく、同川の生態系にも多大な影響を及ぼす危険があると警告し、調査を始めた。

政治的に見ても、シナ共産党政府にとっては、大事件なんですね。日米に対抗するために、ロシアに接近しつつあるシナ共産党政府。その裏には、実は人口爆発問題を抱えるシナが、極東ロシア、いわゆるシベリアに、移民を送り出したい、というそんな目論見もあるようなんですが、政治的な問題はとりあえず置いといて。
日本も笑い事じゃありません。アムール川(しかしシナ名の黒竜江、の方が良い響きですな)は、オホーツク海に注ぎ込みます。オホーツク海からの海流によって大きな漁業的な恩恵を受けているわけですから。シナ共産党政府には、しっかり情報を公開してもらい、対策の取り方次第では、日本も必要な協力は惜しむべきではないと思います。(まあ土地が土地なだけに、軍事・政治的な理由で日本は排除されるんでしょうけど)
で、この報道を巡って、面白い現象が日本で起きていたようです。ちょっと古いですけど、名塚さんの「あんた何様?日記」の11.24付をご紹介します。(改行、体裁等、拙日記で修正しています)
北朝鮮が日本へ助けを求める」
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20051124

中国:河川汚染で水道停止 市民生活が大混乱 ハルビン市(毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20051124k0000e030031000c.html

このため市民が飲料水の購入に殺到するなど混乱が起きているという。また「地震が起きる」などのデマが流れるなど社会不安が広がり、市当局は市民に冷静な対応を呼び掛けている

工場爆発の余波、中国ハルビン市で水道停止…住民混乱(読売新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20051124k0000e030031000c.html

市民がパニックに陥る騒ぎとなっている。

汚染水流、水源近くに到着 中国・ハルビン朝日新聞
http://www.asahi.com/international/update/1123/008.html

現地からの情報によると、大きな混乱は伝えられていない。

さすが、朝日クオリティ。

こないだは「他の人に聞こえていないものが聞こえた」コラムを書いた朝日新聞。今度は「他の人には見えていた物が見えなかった」そうです。ビョーキですか?