自ら証明してくれるなんて

先日、麻生外相がこんな発言をしておりました。
「麻生外相「靖国批判は中韓だけ」」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20051126AT1E2600K26112005.html

麻生太郎外相は26日の金沢市での講演で、小泉純一郎首相の靖国参拝に関連して「靖国の話をするのは世界で中国と韓国だけ。ほかから言われたことはほとんどない」と語り、中韓の対応を批判した。「日本が孤立しているとか、どうでもいいことは気にしなくていい」と述べた。

さて、これが事実であることを認めたくない人がおられるわけですが、今回そのことが証明されてしまいました。
oneearthさんの「散歩道」のエントリより。
「麻生外相、中韓を釣る」
http://kuyou.exblog.jp/2721979/
記事詳細はエントリを見て頂くとして、反発したことで麻生外相の発言が証明されてしまった次第。
さて、これに対する南朝鮮の反応を、大朝日様が報道でございます。
「韓国大統領、年内訪日は絶望的 靖国問題で反発」
http://www.asahi.com/politics/update/1129/002.html

その後も韓国政府内で検討が続いたものの、「会談に前向きな意味が見いだせない」などと消極論が続出したという。

その見解には激しく同意。
そして、麻生外相への攻撃開始。
「韓国、旧麻生鉱業の資料提出要求 徴用朝鮮人遺骨協議」
http://www.asahi.com/politics/update/1129/004.html

戦時中などに日本企業に徴用・雇用されて死亡した朝鮮半島出身者の遺骨の収集や返還をめぐる第3回日韓当局者協議が28日、ソウルであり、関係者によると韓国側は、1万人を超える徴用をした旧麻生鉱業(福岡県)の関係資料がこれまで出ていないとして、資料の提出を求めた。同鉱業は麻生外相の父、故太賀吉・元衆院議員が経営していた。

徴用は当時の日本国民の義務だったわけで、徴用されたということ自体が、朝鮮民族を差別していなかったことの証なんですけどね。もちろん、そんな悠長なことをするほど、日本は国力の余裕がなかったんだけど。

麻生外相自身も同鉱業の後身の麻生セメント社長を務めた。日本の旧労働省や福岡県の資料によると、植民地当時、全国最多の1万623人が鉱山に徴用され、多数の死亡者が出ている。

はい、朝日の悪意を感じさせる文章ですね。麻生外相の年齢を考えれば容易にわかることなんですが、麻生外相が麻生セメントの社長を務めたのは、戦後ですよ。植民地当時じゃありませんがな。同じ段落にまとめることで、麻生外相にも徴用者の死亡事故に責任があるように印象付けようとする巧妙な業ですね。さすが、文筆のプロ集団、朝日ですね。
しかし、朝日もこれを書いちゃいけなかった。

一方、韓国外交通商省は28日、麻生外相が26日に「靖国神社の話をするのは世界中で中国と韓国だけ」などと発言したことに対し、「誤った歴史認識に基づいており、靖国神社参拝に近隣国と国際社会が示してきた深い憂慮に耳を傾けない無分別な振る舞いだ」とする論評を出した。

特定アジア以外の国からも反発が上がっていることを記事にしなくちゃ、麻生外相の発言をまんま認めたことになっちゃうじゃないですか。さあ、特定アジア以外の国で公式に靖国参拝に反対している国を探し出さなくちゃw。