シナ共産党政府が何でそんなに好きなんだろう?

日本には国籍選択の自由があるから、シナ共産党政府の支配下地域に行っても良さそうなものなんですが。
さて、年末なんで意地の悪い私はもう一度、件のオジサマを弄ってみようと思います。
「■中国の「脅威」論をどう考えたらよいのか」
http://d.hatena.ne.jp/katchan/20051225
えっとですね、エントリの内容は別段取り立てて言うほどのことじゃありません。朝日新聞東京新聞とかに載ってそうな話です。
面白いのは、コメント欄でのご発言。

# katchan 『今回の内閣府世論調査で、中国に「親しみを感じる」と答えた人は3分の1以下に減っているのには正直驚いています。小泉首相を支持することに反比例していると考えます。私は中国という巨大な隣国とは、好き嫌いは別として、少なくとも政府間で友好的に付き合う必要性を、国交回復以来持ち続けています。「脅威」については「経済」と「環境」問題では強く感じており、人口問題を合わせると「将来はえらい国になる」との認識があります。しかし、軍事問題となれば、過去数千年の歴史においてこの国が日本に攻撃を仕掛けてきたことはなく、今後も在り得ないと信じています。共産党一党独裁が良いとも思いませんが、さりとて自由主義国家となって、安定した政府が出来ないと大きな混乱も生じる恐れもあります。中国にとって、本来ならば最も理解をし、友好的に付き合いたい国は日本ではないでしょうか。中国政府はそのサインを幾度となく日本に送っていますが、靖国」によって不正常な状態にあることを残念に思います。諸外国の政府は口にこそ出しませんが、決して好ましいとは考えていないはずです。先日、ブッシュ大統領が訪中した際、何度も口にした両国間の関係は「Stake Holder」でした。日本も同様だと思います。一国の首脳陣が「靖国」や「脅威」論で水掛け論を繰り返している相手ではないと思っています。皆さんのご意見は貴重なものとして承りました。』

デンパの宝石箱や〜!(彦麻呂風に)
これだけ日本に嫌がらせをしている国が、特亜以外にあるんですかって話です。で、過去数千年の歴史で日本に攻撃を仕掛けてきたことはない、とか言ってますが、元寇を知らんのかとw。あ、元寇はあれですか、元がモンゴル民族の征服王朝だったから、シナ人民の仕業じゃないですか、そうですか。それ以前に、シナ大陸王朝が日本を積極的に攻めてこなかったのは「友好的」だからではなくて、「攻撃しようにも手段がない」からですね。200年前までは、海は絶対的な軍事的境界線として存在してたわけですよ。征服するために軍隊を派遣しようと思っても、船が大量に必要でしょ。それを建造するだけでも、とてつもない準備費用が必要だったわけです。だから、シナ大陸の王朝は、元を除いて、みな日本を「東夷」と言って、相手にしてこなかったんです。でもね、海が絶対安全な国境線という考え方は「黒船」で蹴散らされたんです。逆に海は、最も危険な(軍事上、防御しにくい)国境になったんです。そこで、海上の防御を確立するために戦艦だの空母だのの海上戦闘用艦艇が開発されたりした。で、今はミサイルの時代ですから、もう軍事的には国境線はほとんど無意味になりつつあるわけですよ。それなのに、このオジサマ、何が面白いって、シナ大陸の政権が日本に攻撃を仕掛けてくることは、今後もあり得ないと「信じています」って。そりゃオジサマの「願望」か「信仰」じゃないですかw。だいたい、シナ共産党政府がどれだけ「外征」してきたかは、こんなコピペでまとまっているわけです。

中国の主な歴史。(「あんた何様?日記」12.14付より http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20051214 ← 12.27追記)
1949年   中国がウイグルを侵略
1950年〜  文化大革命・中国国内外で以降粛清・民族浄化及び餓死で3000万人以上が死亡
1950年   中国が朝鮮戦争に参戦
1951年   中国がチベットに侵略し現地民数百万人を虐殺
1959年   中国がインドと国境紛争、カシミール地方の占領
1969年   珍宝島で中国軍がソビエト軍が衝突
1972年   日中国交樹立
1973年   中国軍艦が佐渡島に接近、ミサイル試射
1978年   米中国交樹立
1979年   中国がベトナムを武力侵略。中国が懲罰戦争と表明
1989年   中国天安門にて発生した学生による民主化運動を軍隊で強行鎮圧し死者300人以上
1992年   中国が領海法制定により南沙諸島西沙諸島の領有を宣言
1995年   中国が歴史的にフィリピンが領有してきたミスチーフ環礁を占領
1996年   中国が台湾海峡でミサイル発射し台湾を恫喝
1997年   中国がフィリピンが歴史的に領有してきたスカーボロ環礁に領有権を主張
同年   中国が日本が固有の領土として主張してきた尖閣諸島の領有を主張
2000年   中国の軍艦が日本列島を一周。中国が尖閣諸島付近で日本の領海内の海底油田調査を敢行
2004年   中国が沖ノ鳥島は岩であり日本の領海とは認めないと主張
同年   中国の潜水艦が石垣島の日本の領海を侵犯
2005年   中国が反分裂国家法を制定し台湾に対して武力行使を明言
同年   台湾問題に介入するなら核攻撃を行うとアメリカを恫喝
同年   アメリカが中国の巨大軍事国家化を指摘
同年   中国が沖縄の日本帰属に疑問を示し沖縄は歴史的に中国のものと主張
同年   中国海軍が春暁ガス田付近に軍艦派遣で示威行動

日本が攻撃対象にならなかった理由は、以前のエントリにも書いたけど、1970年代まではソ連とシナ共産党政府はイザコザを起こしていたから、日本の援助が欲しかった。それで1972年に国交正常化した。でも、日本は単独で軍事行動ができないとわかると、アメリカを動かして1979年にアメリカとも国交を持ったわけ。で、今度はソ連の脅威がなくなったんで、南と東に膨張し始めているんですね。日本に攻撃を仕掛けられない理由は、単純。日本を攻めることは、すなわちアメリカと戦争することと同じ意味だからですね。
んで、靖国問題も「決して好ましいとは考えていないはず」ってw。オジサマ、日に2回は拙日記見て頂いているんですから、リンク先もきちんと読んで下さいよw。
とりあえず、ここは棒太郎さんの「棒太郎の備忘録」より引用させて頂きます。
「■[特定アジア情報]よくわかる靖国問題〜覇道中華三兄弟の野望」
http://d.hatena.ne.jp/boutarou/20050626
この地図や表を見て、どう思います? というか、知っていて「決して好ましいとは考えていない」と言うのであれば、オジサマは「靖国に参拝した外国人たちは、内心では靖国を軽蔑している。日本人の歓心を買うために参拝している」と主張されていると、私は考えるんですけど、違いますか? その方がずっと靖国に参拝された外国人の方々をバカにしていると思うんですけど。
さて、このオジサマの見解に、kさんが次のようにコメントされています。

# k 『
>しかし、軍事問題となれば、過去数千年の歴史においてこの国が日本に攻撃を仕掛けてきたことはなく、今後も在り得ないと信じています。
僕は現実にこちらにミサイルを向けている国をそこまで信頼できる理由が分かりません。対等な外交、友好的な付き合いは一方的な武力の前では成り立たないということは、過去数千年の世界中の歴史を振り返っても明らかであるとは思うのですが。(以下略)

いや、普通そう考えますよね。ところが、オジサマはこんな見事なご発言。

# katchan 『>僕は現実にこちらにミサイルを向けている国をそこまで信頼できる理由が分かりません< 私はどうしてそこまで飛躍して考えられるのか理解出来ません。

何で「飛躍」やねんw。どう考えたって飛躍しているのはオジサマの方だろうと、小一時間ry。隣家が鉄砲とか、日本刀とか、そういう武器の類を盛んに購入してるとしたら、それだけでも十分不気味だと思うんですけど。
で、この後、ドイツがまた出てくるんですが、オジサマを初めとして、サヨクな方々はみんなドイツが大好き。ドイツとフランス、ドイツとイギリスの関係を見習え、とね。で、多分、ドイツの立場と日本の立場を同じところに置いているんだと思うんですね。
なら、もうちょっとオツムを絞って考えて欲しい。
シナ共産党政府や南朝鮮が、フランスやイギリスの立場になるんでしょう。まあ、変な国ですが、南朝鮮はまだ民主国家(建前は。案外言論弾圧国家だったりするけど)なので百歩譲って良いとしても、フランスやイギリスをシナ共産党政府と同列に並べたら、多分、フランス人もイギリス人も怒ると思うんですよね。あんな一党独裁国家と一緒にするんじゃねぇ、とね。つまり、ドイツの周囲は、民主国家であって、自らを「良識」あると自称している国で、その自称もまあ概ね(フランスは最近微妙に怪しくなってきたけど)、他の国も認めてる。でも、日本の相手はシナ共産党政府や南朝鮮ですよ。明らかに、世界の中で「普通じゃない」国々です。その「普通じゃない」国々から「ドイツを見習え」とか言われても困りますから。
さて、オジサマ、今年はいろいろ楽しませて頂きまして、ありがとうございました。ネタに困ったら、またオジサマの言論を弄ってみようと思いますので、ぜひブログを公開し続けて下さいませ。できれば、オジサマの「信じている」理由とか、「はずだ」と思われた元になった情報も、どんどん開示して頂けると私は嬉しく思います。