大ピンチだぜ、おいw

情報が北海道新聞ってところが若干怪しいかも知れないんだけど。
「「堀江メール」は偽物 民主幹部が認める きょうにも新証拠」
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060221&j=0030&k=200602216191

民主党は20日夜、ライブドア前社長の堀江貴文被告が自民党武部勤幹事長の二男に資金提供するようメールで指示したとされる疑惑をめぐり、同党が公表したメールがニセ物だったことを事実上認めた。同党幹部は「メールの問題については厳しい状況になった」と述べた。前原誠司代表らはこれまで「メールの信ぴょう性は高い」としてきたが、その主張が崩れたことで、執行部の責任が問われるのは確実だ。
これに関連して、同党首脳は二十日夜、記者団に「メールの真偽は関係ない。大切なのは、銀行口座をめぐる問題だ」と強調し、メールが偽物だった可能性を示唆。二十二日に行われる前原氏と小泉純一郎首相との党首討論より前に、メールとは別の新証拠を公表する考えを示した。
これに先立って二十日夜、自民党平沢勝栄衆院議員は民放番組で、民主党が公表したメールと同一のものを入手したとして、メールが堀江氏自身が出したものではないと指摘した。これについて、民主党幹部は「平沢氏はうちと同じメールを持っている可能性が高く、信ぴょう性について疑われても仕方がない。メールでは追及できない。銀行口座で追及したい」と述べ、事実上偽物であることを認めた。
与党側は二十日夜の衆院予算委員会理事会で、民主党が同日午前の理事会で提出したメールのコピーは黒塗り部分があるとして、メールが本物だと示すようあらためて要求したが、民主党は信ぴょう性を裏付ける資料を提示しなかった。

ってことで、新証拠ってのがあるらしいのですけれど、とりあえずあのメールはまさに「ガセネタ」だったということのようです。上記記事では、メールの真偽は関係ない、とか言ってますが、国会という場で「嘘」の資料を使ったのだから、これは大問題でしょう。
で、銀行口座も大分怪しいと思うんですよね。まず、国政調査権を発動する前に銀行口座が明らかになったとすると、その銀行の個人情報保護に大いに問題があるということになるし、また民主党立法権保有者であることを盾に銀行に情報提供を迫っても、これまた個人情報保護法に引っかかると思うんです。
で、すでに前原サン、野田サンあたりのクビが飛び、永田議員の辞職ってのは避けられない状況だと思うんですが、民主党としてはやはりここは、正攻法として刑事告発するしかないんじゃないかと思います。というか、最初からそうしておけば良かったはずなんですけど。
しかし、これが今度は道新の「ガセネタ」だったりしたら、それはそれで面白いかも。武部サン、一応北海道の人だしね。
で、この問題、私たちは何を問題にしているかというと、ガセネタを元に捜査されちゃかなわんってとことなんです。その辺について、「恐怖!猫屋敷」さんに再登場していただきましょう。
民主党が証拠を隠蔽したまま、悩ましい永田さんを隠蔽」
http://www.himeharu.org/000850.html

散々言われてるけど、証拠が無い、というよりガセネタである可能性が非常に高い、というかガセネタとしか思えない資料を基に国政調査権を発動するのは、やばいにも程があるのです。これを認めると、一般市民であろうとガセネタでガサ入れられてしまうという恐ろしい状況になる。恐怖政治だね。気に入らない奴がいたら、国会で取扱いそうなデマを流してやれば、ガサ入れまで持ち込める。で、民主党はそれを求めてる。

こういうことなんです。武部サンとご一家がクロかシロかっていう以前の問題ってことです。
追記:
「「堀江メール」存在立証は困難と民主 調査権発動は強く要望」
http://www.sankei.co.jp/news/060221/sei048.htm
共同通信も記事にしたようです。しかし、相変わらず反省の色ナシの民主党

前原誠司代表は21日午前の常任幹事会で、「(党が得ている)金融機関の情報については、(開示の前提として)国政調査権の発動を今後も強く要望していきたい」と強調。ただメールの信ぴょう性については言及しなかった。
野田佳彦国対委員長もこの後の記者会見で「一番探らなければならないのは金のやりとりで、その議論に持っていきたい。武部氏、堀江被告周辺には疑惑が生まれてきている」と指摘した。

「疑惑」を作り出したのはアンタたちなんですけどね。国政調査権を発動するなら、誰もが納得する理由を示してくれという言葉は彼らには伝わらんのか。