もう救いようがない集団だよね

いっそのこと解散してしまえばいいのにな。
「永田議員辞意 迷走民主、責任棚上げ メール問題「思い込みで行動」」
http://www.sankei.co.jp/news/morning/24iti002.htm
とりあえずタイトルだけで概ねすべて書かれてると思いますけどね。

民主党を揺るがしていた「堀江メール」問題は二十三日、永田寿康衆院議員(36)=比例・南関東=の議員辞職問題に発展した。永田氏は同日夕、鳩山由紀夫幹事長に対し、「自分の思い込みの中で行動したことをおわびしたい」と述べ、メールが偽物である可能性が高いことを事実上認めた。民主党は同日夜、永田氏辞職問題の先送りを決めるなど危機管理能力の欠如を露呈。“疑惑”追及を直接指揮した野田佳彦国対委員長は、前原誠司代表と自身の辞任を強く否定したが、執行部の責任が問われるのは必至だ。

危機管理能力っていうのはこういうときに使う言葉なんだろうか。それはさておき、正直なところ、真贋を見極めろ、というのは難しいとは思う。ただ一番の問題は、この「メール」の「コピー」らしきもの程度で、国会でしかも国会議員の息子という「民間人」を追及しようとしたこと。さらには、永田がこれを持ち出したときに、この程度の判断ができなかったという民主党の執行部も問題。危機管理とかじゃなくて、常識の問題でしょうが。
永田も辞めない。執行部も辞めない。民主党内に責任論を問う声も挙がらない。まあ、それはそれでいいと思います。
でもね、一変態の日本人である私から言わせてもらえれば、間違っていたことを素直に「ごめんなさい」と謝れば、そんなに冷たいあしらいをするようなことは、日本社会はしないと思う。むしろ、謝るべきときに謝らず、強弁をする人間の方を日本人は嫌悪するし、そういう人たちの行動に対しては、ひたすらネチネチを言い募るのが日本社会でしょう。
例えば、これが欧米人なら、あまり問題じゃないかも知れない。欧米人にとって、最も言われて嫌な言葉は「unfair」だと聞きます。アイツはフェアじゃない。ルールに対してフェアじゃないことを嫌う。ルール違反を最も嫌うわけです。確かに、今回の民主党の騒動はルール違反ではない。ルールにはやっちゃいけないとは書いてない。だから、何が悪いんだ、と開き直る。欧米人には、快くは思わなくとも、理解は出来るかも知れない。
でも、日本人はそれよりも「汚い」と言われる方が堪えます。セコイとも言い換えていいかも知れません。ルールに書いてないからやっていいのかよ、汚ねぇヤツだ。これってまさに堀江サンのことじゃないですか。潔くない、というのは、字面からわかるように、汚いってことです。少々やることがオッチョコチョイだったり、あるいは無能だったりしても、潔ければまあ許す。それが、良かれ悪しかれ日本社会の特徴だと思うんです。武部サンはどうも汚いことをやっているみたいだ、と追求した側が、汚い、潔くないことをやってどうするんですか、全く。
ま、民主党は先の総選挙の公約にもあったように、どっちかというと視線の先には日本はないような気がします。それを考えれば、民主党がこういう行動を取ったことも理解できなくはないというか。