実は日本の差し金なんだけどね

今日の産経朝刊にこんなニュースがありました。
「中国軍拡に日米豪結束 あす初の閣僚級戦略対話」
http://www.sankei.co.jp/news/morning/17pol001.htm

麻生太郎外相は十七日からオーストラリアを訪問し、十八日にシドニーで開かれる日米豪三カ国による初の閣僚級戦略対話に臨む。急激な軍拡を続ける中国が大きなテーマとなるのは確実で、三カ国外相が中国問題で意見交換する。中国脅威論が国際社会に広がる中、三カ国が結束して中国に対応していくことを明確に示す節目の会談となる。
会談には麻生外相のほか、ライス米国務長官、ダウナー豪外相が出席する。日米外相による戦略対話や日豪外相会談もあわせて行われる。

さて、この構図、特に豪州が入るという点、どこかで見たことがありませんでしょうか? そう、昨年末にあった東アジア会議と同じ構図です。日本のマスコミは、相変わらずシナ共産党政府や南朝鮮との関係は改善されず、とだけ報じていました。しかし、問題の本質は違っていました。それを、週刊新潮の連載コラム「変見自在」において、高山正之氏は次のように喝破していました。

そのEAEC構想を今度は中国が言い出した。ASEAN日中韓東アジア共同体を作ろう、ただし盟主は中国で、と。
自国民の抑圧だけでなく周辺諸国も奴隷にしようというアジアの害毒・中国の陰謀をどう封ずるか。
日本はクアラルンプールでの会議で東アジア共同体にインドとオーストラリアを加えることを提案した。
白人には卑屈な中国はこれでくじけた。
毒を毒で制した。日本外交も結構やるもんだ。

高山氏の分析通り、日本は豪州を巻き込んでシナ共産党政府の封じ込めを狙っているということです。で、実は、豪州とシナ共産党政府は、対日貿易にとってライバル関係にもある。どちらも農産品を日本に売っている立場の国。日本はその辺りを上手に使っているということでもあります。
まあ、シナ共産党政府に尻尾を振るマスコミには、絶対に見えてこない視点だと思います。