で、連休中の雑感

何か、テレビに出てくる解説者諸氏って、固定されてきたねぇ。で、違う番組に出ても同じことしか言わないんだよね。当たり前だけど。
あと、盛んに少子化の議論をしてたんだけど、同じ番組で戸塚ヨットスクールの話をしてるんなら、何で戸塚さんに少子化の話を聞かないのかね。賛否両論あるけど、戸塚さんは教育の「プロ」ですからね、少子化の原因について何か意見があると思うんですけどさ。
それからね、あれだけマスコミは養老孟司さんの「バカの壁」とかを取り上げておいて、少子化問題で養老さんの意見を何で聞かないの? 何で、著作の内容を紹介しないのかね。養老さんの著作を読んだ者から見れば、テレビで名論卓説をぶったところで、すべて「大人」の都合で少子化を考えているんだから、話にならんですよ。
この週末、長男(2歳半)とカミサンの実家前のあぜ道、琵琶湖岸を散歩したんだけれど、子供は自然のモノにすごく興味を持つんです。逆に、人間が作ったものなんか、それに比べたら興味を示さない。テレビなんか全然興味を持ちませんもん。人間が作ったものの塊の中、つまり都市に子供を置いたら、子供はつまらないわけです。だから、子供はむずかる。それを大人から見たら「言うことを聞かない」子供ってことでしょう。だから、大人は「子供は要らない」となる。大人個人じゃなくて、社会が子供の存在を最初から考えに入れていないんですから、子供ができようはずがない。そういう養老さんの意見が、このGW、よく理解できました。幸い、私は田舎の住人ですから、子供は自然が作ったモノを触れ合う機会が多い。こういうところなら、子供は育てるのが楽ですよ。子供をあぜ道に置いておけば、子供は地面をほじくって虫を見つけたり、花を見つけたりして、勝手に遊びますからな。そこにはおもちゃも何も必要ないんですから。
体調を崩して、かなりしんどいGWでしたが、私個人としてはいろいろ勉強になった9日間でした。
明日から、通常更新に戻るつもりです。