で、参院選公示ですね

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今日から参院選が公示されました。
正直なところ、選挙って嫌いなんです。選挙っていうか、選挙戦がね。拡声器でがなり立てるのは、本当に法で規制して欲しい。先日も、選挙前の街宣車が拙宅の近所に来ましたが、その拡声器の声に驚いて、せっかく寝付いたところの次男が起きてしまったりする。本当に勘弁して欲しい。
拡声器使用の選挙戦ってのは、候補者のやっつけ仕事のようにしか、私には感じられないんですよ。拡声器による街宣活動がなかったら、投票率が落ちるかも知れない? 私はよっぽど投票率が上がると思いますけどね。あんな五月蝿いことをやる連中と、自分たちは仲間とは思えない、という人が多いんじゃないでしょうか。
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少し私は疑問に思っているのだけれど、例えばアメリカの上院選挙で、選挙カーに乗って、ニューヨークのマンハッタンで街頭演説とかやっている候補っているんですかね? 新婚旅行のとき、偶然、ポルトガルも総選挙の週だったんだけれど、そういう街宣車は一切見ませんでしたが。まあ、アメリカの場合、物騒だから、そんなことやってたら狙撃されちゃう、ということもあるんでしょうけどね。
だいたい、街頭演説なんて止めろよ、と思いますよ。国会議員は、「国民全体」の代表者じゃないんですから。国会議員だけじゃなく、議員は、自分と利害の一致する人たちの代表者なんであって、全体の代表じゃない。それを考えれば、公共の場において、拡声器ならして、自分の主義主張を、誰が聞いているかわからないままに垂れ流すことは、公共の福祉に反するんじゃないかと思いますよ。だから、拡声器は禁止。ビラは配っていい。自分の選挙運動に参加してくれる仲間を募って、地味に活動し、演説したければ、きちんとした器を借りて、その中でやりなさい。そんなことでは、選挙戦が短くて、戦えない? だったら、公示から投票までの期間を長くすればいいんでしょ。人通りの中、拡声器で自分の主張をダラダラ流して、挙句にはクルマに乗せて、走り出す。それで本当に自分の主張が伝わってると思ってるんですかね。思ってるとしたら、相当おめでたい。
「皆様のご迷惑になるから、拡声器を使った街宣活動は致しません。その代わり、お手元にお届けした選挙公約は、しっかりお読み頂きたい」
そういう政党や候補が出てくれれば、私は迷わず投票したいんだけれども。
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