理想はわかる。具体的にはどうするの?

http://www.janjan.jp/living/0407/0407166940/1.php
武力を持たない平和国家は、確かに理想ではある。しかし、それは地球上の国すべてが「よ〜い、どん」のタイミングで同時に武力放棄をしなければ実現できない。
この理想境地に人類はいつかはたどり着いて欲しいという願望は誰にもあること。しかし、「非武装・中立・平和維持」というのは、少なくとも2004年7月27日の時点では現実的な話ではない。
そもそも平和というのは、戦争の対義語程度のモノ。戦争のない状態のことが平和であると私は考える。戦争のない状態を少なくとも、現時点において日本国に生み出そうとした場合、自衛隊および日米安保条約を用いた武力的防衛が最もリーズナブルだと私は思う。
で、この「九条の会」の面々は、理想はともかくとして、今日・明日の日本における平和維持活動として、具体的にどういう方策を考えているのか。領土侵犯を既成事実化しようとする隣国、日本に向けてミサイルの照準を合わせている国、日本国民を拉致してそれを経済支援のネタにしようとする国、日本の防衛力強化には文句を言うくせに自国は世界有数の兵員数を誇る一党独裁国家。こうした平和を乱す原因になりそうな現実問題に対して、どういう方策をもって解決するのか、お示しいただきたい。
高邁な理想のためには死ね、というのは原理主義的宗教団体と同じ思想。なるほどこういう団体に名を連ねる連中が、テロリストに同情的なのもうなずける話だな。