いや、すごいもんですな

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040728id34.htm
昨日、噂のアジアカップとやらを見ましたですよ。ま、試合の方は「日本、上手くなったなぁ」って思いました。技術的ってよりも、試合の運び方が。特にロスタイムに強烈なブーイングの中、4分近くディフェンスラインで球回しできたのは立派。もちろん、イランとの「暗黙の了解」があってことですが。これが1993年にできてりゃあなぁ、と感慨に浸っておりました。
しかし、すごいね。君が代、聞こえないくらいのブーイング。しかも、上記URLによると国歌演奏で観客が起立しないんだってさ。ここまで来ると、嫌悪感よりも呆れてモノも言えない、という感じになってくるわけですよ。何か、テレビ中継中のリポートによると「入場者にイランの国旗を無料配布」していたそうですよ。ホント、ホスト国として失格としか言いようがないですな。しかもさ、観客のほとんどが明らかに戦争を知らない世代でしょ。これでここまで反日ってことは、明らかに教育されてるってことですよね。何とも恐ろしい話です。あれだ、ジャスコの御曹司が党首とかやってる政党は、中国と韓国と歴史教科書を共有するとか言ってるんですが、国定教科書オンリー教育のなれの果てが昨日の重慶の状況であったりとか、先日のソウルでの日韓五輪代表戦での横断幕であったりとかするわけでして。
イランの選手も、反日気分の裏返して応援されてどうなんですかね。恐らく試合後のコメントなんかでは「ホームみたいだった」と言っておかないと、間違って「違和感があった」とか「こんな応援欲しくない」とか言おうモノなら、チームバスが取り囲まれたり、ホテル前で大騒ぎされたりしかねない。全く、日本以外のチーム(中韓除く)もたまったもんじゃないですね。ま、中国・韓国の論理から言えば、すべて日本が悪いってことなんでしょうけど。やっぱり、非民主国家でスポーツイベントをするってかなり無理があるんじゃないかと思います。
ま、くれぐれも日本に中国・韓国のスポーツチームを招いたときに、この報復行動に出ることだけは止めましょう。きちんと、国際的礼儀をもってお返しすることが、中韓の人々への最も痛烈な批判になるわけですから。
(ここから追記)
夕方、テレ朝のニュースを見てましたら、さすがに(中継局ですから)この問題、扱ってましたね。重慶市民の声としては「一部のサポーターじゃないのか」ということ。これは事実であって欲しいし、実際そうだと思うんですよね。昨日、儒教云々とか書いたけど、それであったとしても、また反日感情高い地とか言っても、一般の人たちがここまでやるとは思えないんですよ。で、日本のサポーターは横断幕も国旗も太鼓・鳴り物も入場時に没収されたらしいですね。しかもイランサポーターにはそういう措置はなかったとか。ってことは、こうした「反日観衆満載」の雰囲気って明らかに当局によって作り出されたもの。国際的スポーツイベントを利用して、自国民への思想統制を行っているわけですよ。本来なら、日本は代表チームを引き上げてもおかしくないと思いますし、日本政府から中国政府に厳重に抗議してもおかしくないと思う。
で、ニュース映像では、君が代演奏時に大ブーイング、イラン国歌演奏時に大歓声でしたが、大歓声ってのもその国を侮辱していることになるってことを中国当局はご存知ないようです。自国民はこれで洗脳できても、この映像を他の国が見たら「中国っておかしな国だねぇ」となると思うのですが、日本憎しゆえ、そこまでアタマが回らないんですね。