民主主義の原則がわかってない新聞

まあ、こう書けばどこのことかわかりますよね。
朝日社説「■環境税??「いやだ」では済まない」
http://www.asahi.com/paper/editorial20041102.html
内容はどうでもいいです。環境税を議論の俎上に乗せることは良いことです。ただ、この記述はどうなんだ。
「昨年度、環境省が実施した約2800の大企業へのアンケートでは、30%が「環境税導入に賛成」「どちらかといえば賛成」だった。省エネ社会にビジネスの機会を見いだそうとする会社は少なくないのだ。」
おいおい、30%ってめっちゃ少数派やんか。そりゃ大企業連合である経団連としては「反対の姿勢」を示すでしょ。70%は反対・どちらかといえば反対なんですから。
経団連が民主主義的な組織かどうかは私もよく知らないけど、この件から判断すると「多数派」の見解を団体の代表見解としている点で民主主義的な組織だと思われます。それに比べると、30%の意見をさも「少なくない」としてそちらを代表意見として取り上げる朝日の姿勢は、民主主義を理解できていないってことが如実に現れてると思いますな。