各紙の取り上げ方を見たい

町村外相イラク外相と会談したそうな。
多国籍軍駐留「政治プロセス終了まで」 イラク支援会議」(朝日)
http://www.asahi.com/international/update/1123/014.html
イラクの復興と正式な政権樹立に向けた支援策を話し合う主要8カ国(G8)と周辺国などの閣僚級会議が23日、シャルムエルシェイクで開かれた。来年1月の国民議会選挙で国連が主導的な役割を果たすことや、イラク各派の選挙参加の促進、米軍などの過度の武力行使の回避を求める共同声明を採択して閉幕した。
 フランスなどが共同声明に明記するよう求めている多国籍軍の駐留期限については「政治プロセス終了まで」というあいまいな表現で妥協した。
 イラク支援で周辺国を含む大規模な会議は初めてで、米国が「テロ支援国家」とするイランとシリアも参加した。27カ国・組織が集まり、アナン国連事務総長やパウエル米国務長官、日本からは町村外相が出席した。
 共同声明には、国民議会選から12月末までに正式な政府を樹立させる政治プロセスでの国連の主導的役割▽イラク国内の各政治勢力に選挙参加を促す会合の開催▽テロと過度の武力行使の停止、国境管理を含む各国の支援▽前政権メンバーの裁判実施――などが含まれている。
 また、多国籍軍の駐留は「無期限ではなく、政治プロセスを定めた国連決議に従い終了する。イラク治安部隊の役割強化のため各国の支援継続、または増大を求める」としている。
 国連安保理決議1546では、来年12月末までに正式な政権を樹立することになっている。」
ここでは、町村外相は会議の一員として出席したことになっていて、イラク外相と直接話ししたかどうかはわかりませんね。しかも、多国籍軍の駐留期限は何時までも延長されそうである、という雰囲気が満載。
さて、同じソースと思われる参詣の記事はこちら。
「来年末まで自衛隊駐留を イラク外相が要望」(産経)
http://www.sankei.co.jp/news/041122/sei108.htm
イラク支援国閣僚会議のためエジプトのシャルムエルシェイクを訪問中のイラク暫定政府のジバリ外相は22日、町村信孝外相と会談し、イラク南部サマワで活動中の陸上自衛隊について「政治プロセス終了まで駐留してほしい」と述べ、来年末の正統政府樹立までの駐留継続を要望した。
 イラク側が自衛隊駐留の期限に言及したのは初めて。国連決議では2005年12月末までに正統政府を樹立するとしている。
 町村外相は「現在、12月中旬の駐留期限延長について国内で論議している」と答えるにとどまった。
 ジバリ外相は駐留米軍イラク部隊が実施した中部ファルージャ制圧作戦を「大成功」と評価。「武装グループの一部がファルージャから(他地域に)移動したが、サマワに影響するとは思わない」と述べ、サマワの治安が比較的安定した状態を保っているとの見方を示した。同外相は自衛隊の活動について「日本がイラクとともにあるシンボル」とたたえた。(共同)」
これ見ると、町村外相イラク外相が会談したこと、そして05年12月に正統政府樹立を目指すので、そこまでは自衛隊は駐留をして欲しい、ということがわかります。
朝日の記事の作り方がよく出てるなぁ、と思った次第。