台湾総選挙

「台湾の立法委員選挙、野党連合が過半数…勝利宣言」
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20041211i112.htm
与党は過半数取れませんでしたか。この記事にあるように
「今選挙で、野党連合は「与党が過半数を取れば、戦争の危機に直面する」と主張。中台間の現状維持を望み、安定を重視する票が野党に流れたと見られ、急激な台湾化を懸念する民意のバランス感覚が働いた。」
というところでしょうか。民意をきちんと反映出来ているという点で、台湾の政治システムはしっかりしているなと思います。ただ、国民党の本来の主張である、本土統一というものが台湾人の方々に受け入れられているわけではないということでしょうね。つまり、独立派が一番多く、次が安定維持、その次が本土統一、というわけで、まだ独立派が過半数に達していないだけ。これも、世界、特に欧米先進国が中国に妙に肩入れしている現状を表しているように思いますね。中国は眠れる虎なのか、眠れる豚なのか、だんだん状況は日清戦争前夜のような状況に見えなくもない。清の役は北京政府、日本の役は台湾ってところで。