まずは民主主義への第一歩

パレスチナ議長選、アッバス氏が圧勝」
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050110it14.htm

中央選挙管理委員会は10日、パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハの公認候補マフムード・アッバスPLO議長(69)が62・3%の票を獲得し、当選したと発表した。

まずは民主化への第一歩ですね。これまでの中東社会では、国家元首に対する選挙は、投票率・得票率ともに99%以上の信任というパターンがほとんどでした。つまりは、選挙が独裁体制を維持するための道具でしかなかったわけですが、今回のPLO議長選挙は、中東社会初の民主的選挙であったと言えるのではないでしょうか。今月末実施予定のイラク暫定国民議会選挙に対しても、好影響を与えて欲しいと思います。
ちなみに、日本のご近所には、こういう民主的な選挙が全く行われていない国が二つもあるんですけどね。まあ、この選挙のこともそうした国々では報道されないのでしょうけど。