堀江社長、ここまで嫌われてもまだやるかね。

一昨日、興味なし、とか言いましたが、見舞いに向かう新幹線の車中で産経新聞を読んでいたら、産経抄でこんなことが。
http://www.sankei.co.jp/news/050219/morning/column.htm

(略)
「新聞がワーワーいったり、新しい教科書を作ったりしても、世の中変わりません」などと語っていることが座視できないからだ。氏は芸能エンタメを強化し、経済紙にするとも述べている。正論路線に立脚し、政治、国際、社会、生活面もあるいまの産経新聞は不要と言いたいようである。
(略)
薄っぺらな金儲(もう)けマニュアルなど、読者に対する侮辱だし、作ろうとは思わない。

何か日経関係者が読んだら、ちょっとしかめっ面しそうな結びですけどね。まあ、それはともかくとして、本人はテレビで「何も悪いことをしている訳じゃないのに嫌われるのは納得できない」という趣旨の発言をしてましたけど、産経新聞や扶桑社にとって「新聞がワーワーいったり、新しい教科書を作ったりしても、世の中変わりません」と言われたら、そりゃ抵抗しますし、嫌われて当然ですわ。つうかさ、そこまで路線変えるくらいなら、この発言を載せてくれて、かつ産経新聞よりもっと売れてないAERAを買えばいいのになぁ、と思うんですけどね。
つーか、この勝負で一番ぼろ儲けしてるのは、リーマンじゃないのかな。同じく産経の記事からで、まあ恨み半分で差し引く必要はあるとしても事実は事実らしいんで。
ライブドア株下落 調達分価値失う ニッポン放送株大量取得」
http://www.sankei.co.jp/news/050220/kei049.htm

▽リーマン社独り勝ち
ライブドアが発行するMSCBに付いている転換価格の下方修正条項では、株価下落に合わせて転換価格も下がり、常に市場価格より10%安い価格で株式に転換される。
リーマン社にとっては株価が下がっても、売れば売るだけ利ざやが稼げることから、「引き受け条件で下限設定された157円に株価が下がるまで“リセット”が繰り返される可能性がある」(外資系証券関係者)。
リーマン社は堀江社長からの借り株も売却できることから、証券市場では「あらかじめ借り株を市場で高値で売ってもうけを確定し、株価が下がった後に転換した株を堀江社長に返すのではないか」との見方も根強い。「リーマン社には800億円のCB引き受けで数百億の利益が出る」との声もあるほどだ。

リーマンは様子見してればいいわけね。ライブドアが勝ったら、堀江社長を傀儡にできて、サンケイグループを支配できる。サンケイグループが勝ったら、ライブドアの株を売り抜けて、堀江を捨てて、利益だけは確保する。素晴らしい商売ですな。その辺を堀江社長が見抜けていないとも思えないけど。まあ、堀江社長ライブドアをバクチの材料に使ったということかな。それならそれで、あまり良い経営者とは言えないような気がする。社員のことなんて考えてないってことだもんね。何か、第二次大戦時の日本軍参謀みたいで(彼らは理想や理念はどうあれ、国家・国民を総力戦という形でバクチを打って失敗したわけだから)、危ないなあと思います、