検定は検閲じゃありませんし、日本は民主国家なので

「韓国、扶桑社教科書に「遺憾」 検定中に内容報じられ」
http://www.asahi.com/national/update/0311/TKY200503110518.html

韓国メディアは11日、06年度から使用される中学教科書の検定に扶桑社が出している歴史教科書の内容が明らかになったと一斉に報じた。同教科書の内容が「植民統治を美化している」、「歴史をまた歪曲(わいきょく)」などと批判した。韓国外交通商省当局者は同日、扶桑社版教科書について「相変わらず自国中心主義的史観に立脚している。極めて遺憾だ」と述べた。

出た。朝日がまたまたご注進か? それにしても、「相変わらず自国中心主義的史観に立脚している」のは、南朝鮮の方ですね。例えば、
「国際は日本人養成講座(201)地球史探訪: 韓国の歴史教科書拝見」
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h13/jog201.html
によりますと、

韓国側は教科書でも朝鮮が中国に対して服属国であったことを絶対に認めない。まず李氏朝鮮の成立にあたって、

新王朝は、国号を朝鮮と定めた。「朝鮮」は、すなわち古朝鮮の伝統を受け継ぐという意味で、壇君(JOG注:朝鮮の開国神話で、天命によって降臨した、古朝鮮の開祖)に民族の独自性を求めるという意味が含まれている。

と述べるが、国号を朝鮮自身で定めたというのは、歴史事実ではない。「朝鮮王朝実録」によれば、太祖・李成桂は使いを明に送って、国号として「朝鮮」と「和寧」という二つのうちのどちらかを採択することを請い、「朝鮮」を選んでもらった。
中国皇帝が地方の諸侯に封禄・爵位を授ける事を「册封」と言うが、転じて、周辺諸国の君主に官号・爵位などを与えて、擬似的な君臣関係を結ぶシステムを「册封体制」(または華夷秩序、中華秩序)と呼ぶ。朝鮮王も、中国皇帝の柵封を受けて、初めて朝鮮の国王として認められた。だから、国号でさえ自分では決められないのである。

とあります。自分たちの民族的呼称ですでに歪曲してるんですけどね。後は歪曲だらけだろうことは容易に想像できます。私の個人的な見解ですが、壇君の天命降臨神話も、実は日本のアマテラスの孫・ニニギの天孫降臨をモデルに創作したのではないかと思っています。というのも、朝鮮半島には13世紀以前の古朝鮮時代の文献がほとんど消失しているんですね。これは儒教体制を精密にするために、自国独自のものや、儒教体制に本質的に存在しないものを「野蛮なもの」として廃したからです。李氏朝鮮では徹底的な廃仏毀釈が行われましたが、これも儒教体制を固めるためですね。そうなると、朝鮮半島民族の開祖など儒教から見て極めて「野蛮」な存在でしかないわけで、これは徹底的に抹殺されたと考えられるからです。
ま、そんな自分たちの民族的呼称についても「捏造」して、しかも国定教科書1冊しかない国に文句を言われる筋合いはありませんよね。日本はあくまで「検定」であって、検閲じゃないし、教科書は何種類もありますから。日本は民主国家ですので、民間業者が教科書を作成する自由があるということです。南朝鮮にはその自由がありますかね?