結局、日本は認められてるんですね

「日本の常任理入り、21か国で支持…BBC世論調査
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050322it03.htm

新しい常任理事国については、平均支持率でドイツ(56%)1位、日本(54%)2位、インド、ブラジルが同率3位(47%)となった。このうち日本の常任理事国入りに対しては、16か国で支持が過半数を超えるなど21か国で支持が反対を上回った。その一方で、中国では反対(51%)が支持(10%)を大きく上回り、韓国でも反対(32%)が支持(26%)より多かった。

国際世論を見事に現した結果ではないでしょうか。日本の常任理事国入り反対が賛成を上回った国は、中国と南朝鮮だけなんですね。放っておきましょう、この2ヵ国は。
そういや、朝日新聞主筆たる早野サンは、日本の常任理事国入りについて、徳がないとか恥ずかしいとか言ってましたが(拙日記よりhttp://d.hatena.ne.jp/sanhao_82/20040928#p4)、これだけ国際社会から支持されていることを考えれば、何も恥ずかしいことではありませんね。まあ、主筆ともあろう人が、取材もせずに自分の主観で「日本は世界に信用されてない」とコラムで書けちゃう朝日新聞のどこがジャーナリズムなんだろうかと思いますけど、それは置いといて。
ただ、昨日の日記でも書いたように、日本の常任理事国入りには憲法9条がネックになるような気がします。というのも、南米枠を争うブラジル、メキシコの両国では、メキシコの方が経済的に優位にあるにも関わらず、ブラジルの方が常任理事国の候補と見られています。その理由は、メキシコの憲法で海外派兵が禁止されており、PKO活動に参加できないためです。日本は憲法外の規定で、PKO活動を容認しているのですが、立憲国家としてはよろしくない。国連安保理常任理事国になるということは、それ相応の責任を持つということ。憲法を改正して、平和維持活動にきちんと貢献できるようにならなければ、常任理事国入り一歩手前で落選ってことは十分あり得ると思います。何も平和憲法を持っている国だから、常任理事国入りを推薦されているわけじゃありませんから。
※ 多分、諸外国の方々は、日本国憲法に戦力不保持項があることを知らないと思います。そもそも、他の国の憲法の詳細な内容なんて、普通興味ありませんからね。我々だって、これだけの友好国であるアメリカの合衆国憲法の内容は、全然知らないでしょ?