遅れてたマスターズ観戦記&さくら優勝&アジアで連敗の日本男子

まず、マスターズ観戦記。これだけネタ遅れなので、長文ではなく、箇条書きでごまかします。

  • 毎年、これだけ天候不順に悩まされるのなら、開催時期をずらすことはできないものだろうか。大会運営側に善処を期待したい。
  • それでもやはり世界最高の大会であることには変わりない。今年も例年通り、素晴らしい大会であった。
  • それはもちろん優勝争いの質の高さによる。ディマルコは世界の一流と互角に戦える実力があることを証明した。去年のミケルソン vs エルスよりも最終組の直接対決だっただけに、面白かった。
  • タイガーのこの大会にかける意気込みは素晴らしかった。これで4回目の優勝。二クラウスの6回を越えることは確実と思われる。タイガーのゴルフは、まさにオーガスタ向き。
  • ミケルソンとシンは、マスターズよりもこの後の全米&全英OPを狙ったゴルフをしていたような感じ。エルスはコーチ陣の中でトラブルがあったらしいので、今回の結果で今シーズン全体を占うことはできない。
  • TBSの中継は、年々質が低下している。星野仙一氏の起用について批判をしたが、中継を通じて最もまともなコメントをしていたのは星野氏だった。松下アナ、中島常幸、岩田貞夫、すべてもっとマスターズのデータ、歴史を勉強するように。「確か○○だったと思いますが」なんてコメントはプロのコメントではない。

以上がマスターズを見ての感想です。ディマルコはオーガスタでは侮れない存在になってきました。マスターズにしか勝たない、という選手の系譜に並ぶかも知れません。タイガーがマスターズに勝ったことで、年間グランドスラムが期待されていますが、今年はとりあえず無理と思います。よく飛んでいますが、オーガスタの広いフェアウェイでも何度もラフに外していて、今回のタイガーはマスターズ用の調整が上手く行ったという感じ。全米OPや全英OPでは、ちょっと難しいかも知れません。それでも、年間グランドスラムが狙えそうな選手と言えば、タイガーしかいませんけどね。
次。昨日の横峯さくらの優勝。
勝ったことについては、立派の一言に尽きます。不動も宮里も出ている中での優勝には価値があります。これでただチヤホヤされるだけの存在ではないことを証明したわけで、素晴らしい結果です。今後も頑張って欲しい。ただ、6500Y弱のコースでの優勝スコアが-1では、世界レベルでは通用しない。クラフト選手権では、さらに難しいコースでアニカは-15。2位でも-7。世界はまだまだ遠い。
で、近かった世界が遠くなり、気が付けばゴルフの弱い国になったのが、男子日本。アジアチームとの対抗戦で惨敗。今年もツアーの優勝者は外国人にさらわれそうな予感。